かかとを痛めがちな人におすすめのランニングシューズ

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かかとの痛みによって、ランニングのルーティンが乱されてしまうことがある。 かかとの痛みを和らげてくれる3つの機能を備えたシューズを探そう。

最終更新日:2022年9月21日
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かかとの痛みに最適なシューズの選び方

ランニングのルーティンは守りたいが、かかとの痛みが治まらない。 そんな慢性的なかかとの痛みに悩まされていると、ランニング能力を維持するのが難しくなってくる。 役立つアドバイスの1つは、適切なシューズを履くこと。 身体が特別なケアとサポートを必要としているとき、痛みから学べることは多い。 かかとの痛みを抱える人には、クッション性、土踏まずのサポート、幅広のつま先、衝撃吸収性などの特徴を備えたシューズがぴったりだ。
この記事で取り上げるシューズをまとめておこう。

かかとの痛みの原因は?

かかとに鈍痛、あざ、鋭い痛みなどが見られたら要注意だ。 足底筋膜炎、踵骨棘、アキレス腱炎といった症状の兆候かもしれない。 ランニングやウォーキングで動きすぎると、かかとの痛みが悪化して、運動時以外にも痛みが続くことがある。 痛みの原因は?

  1. 1.足底筋膜炎

    メイヨークリニックによれば、かかとの痛みを引き起こす一番の原因は足底筋膜炎だという。 足底筋膜とは、つま先とかかとをつなぐ厚い腱の膜のことだ。 この腱が炎症を起こすことで生じる痛みは、主にかかとに感じることが多い。

    足底筋膜炎は、反復運動のやりすぎで引き起こされるケガの代表格だ。 ランナーは、足底筋膜炎になるリスクが特に高い。 2012年号の学術誌『Sports Medicine』(スポーツ医学)で発表された研究によると、ランナーの17.5%が足底筋膜炎を患っている。 この結果から、足底筋膜炎は代表的なランニング障害の1つと見なされるようになった。

  2. 2.アキレス腱炎

    他にも、足を酷使することで引き起こされるアキレス腱炎という損傷がある。アキレス腱は、ふくらはぎからかかとまで伸びる腱だ。 症状は断続的に感じることもあれば、ランニング後だけに表れることもある。 ほとんど自覚症状がないこともあるが、そのままにしておくと悪化して歩行に支障をきたすこともある。

  3. 3.踵骨棘(しょうこつきょく)

    踵骨棘が起きると、かかとの周辺で骨がとげ状に隆起する。 骨の成長ではなくカルシウムの沈着が原因だが、鋭い痛みを伴うことがある。 踵骨棘を引き起こす一番の原因は、足に合わないシューズを履き続けることや、酷使による損傷の兆候を無視することだ。 踵骨棘は、骨棘や外反母趾とは異なる。 骨棘は骨の成長によるもので、外反母趾は骨が変形した症状だ。 骨棘も外反母趾も足の痛みを伴うことがあるものの、一般的にかかとの痛みとは関係ない。

    肉離れや靱帯損傷の後、回復が思わしくないランナーは踵骨棘になるリスクが高くなる。 踵骨棘は、足底筋膜炎と深い繋がりがある。深刻な痛みにつながることもあるので、足の専門医にきちんと調べてもらおう。

  4. 4.足のトラブル

    生まれつきの凹足(おうそく)や偏平足など、一般的な足の問題もかかとの痛みを引き起こすことがある。 土踏まずが高い凹足の人は、足が外側に向くため、足や足首が不安定になりがちだ。 かかとに過度な負担がかかり、痛みやケガにつながってしまうこともある。

    偏平足や土踏まずが崩れてしまっている人は、オーバープロネーションになっているかもしれない。 オーバープロネーションとは、着地時に足が内側に傾いてしまうこと。 偏平足の人は、着地時に土踏まずが平らになり、かかとの周囲の腱や靭帯に過度の負担がかかってしまう。これがかかとの痛みという症状につながりやすい。

  5. 5.足に合わないランニングシューズ

    凹足の人も、偏平足の人も、足底筋膜炎などのトラブルを抱える人も、さらには足のトラブルとは無縁の人であっても、自分に合ったシューズ選びは欠かせない。 ランニングは高負荷のスポーツだ。そのため足に合わないシューズを履いてトレーニングを続けているランナーは、かかとの痛みに見舞われることが多くなる。

    ランニングシューズに限ったことではない。 ウォーキングシューズや日常的に履くシューズにも、自分の足に必要なサポート性が求められる。 履いていると、かかとに痛みを起こすリスクが高まるシューズもある。ビーチサンダル、ハイヒール、フラットなスリッポンシューズ、つま先の幅が狭いシューズ、サイズの合わないシューズを履く機会が多い人は要注意だ。

かかとの痛みに配慮したランニングシューズを選ぶ

  1. 1.クッション性

    ランニングをしていると、両足が地面から離れている瞬間が多くなる。 そして着地するとき、体は衝撃にさらされる。 足はその衝撃を吸収し、分散する役目を果たしている。 かかとに痛みを感じる人は、クッション性が足りないシューズを履いていることが多い。 かかとで接地し、つま先で蹴り上げる走り方を続けているうちに、シューズのかかとがすり減っていることもある。 どちらの場合にも共通しているのは、足に必要なサポート性が不足していることだ。

    衝撃吸収性に優れたNike Reactフォームのようなクッション素材のシューズで、足をしっかりと支えよう。 Nike Reactフォームテクノロジーは、柔らかく弾力性に富んだクッション性を可能にする。 繊細なかかとの保護に重点を置きながら、ミッドソールが効果的に衝撃を吸収するのだ。

  2. 2.土踏まずのサポート

    土踏まずをしっかりとサポートするシューズには、痛み軽減の効果が期待できる。 かかとの痛みの原因が扁平足である場合には特に効果的だ。 日常的に使用するランニングシューズやウォーキングシューズは、ミッドソールが土踏まずをサポートする仕組みになっている。

    偏平足の人のために、かかとの周囲の腱や靭帯への負担を軽減するような構造でできているのだ。 こういったシューズは、かかとの痛みをさらに軽減するため、必然的に足首の安定感を高める作りになっている。 3段階の密度による動的なサポートシステムがミッドソールに搭載されたナイキ ズーム ストラクチャーなど、優れた構造と安定性を備えたランニングシューズを探してみよう。

    ストライドごとに衝撃を吸収してくれるNike Reactフォームなど、柔らかさと安定性を兼ね備えたフォームを使用したシューズもおすすめだ。 あらゆる動きに対応して、足の安定性を維持してくれる土踏まずとかかとのサポート性も必要だろう。

  3. 3.幅広のつま先部分

    ハイヒールやドレスシューズなどには、つま先の幅が狭いシューズも多い。 つま先の動きが制限されると、つま先とかかとをつなぐ足の腱に痛みが出てしまうことがある。 大事なのは、足を自然に動かせるぐらい余裕のあるシューズを選ぶこと。 足幅が広い人も同様で幅広のデザインのシューズを選べば、シューズの中に充分なゆとりが生まれる。

    つま先の動きを確保したいなら、Nike Freeテクノロジーを試してみよう。 このテクノロジーを使用したシューズは、つま先の幅が広めで足を自由に動かせるスペースが確保されており、まるで裸足で走っているような感覚が得られる。 外側に向かって広がるオーゼティック構造のミッドソールは、体や足に負荷がかかった時と似たような動きをするように作られている。 足の大きさが2方向に拡張されることで(長さはおよそ1サイズ分、幅は2サイズ分)、着地時の衝撃も吸収するというものだ。

公開日:2022年1月3日

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