季節とコンディションに合わせて着られるハイキング用ウェアとは

スタイリングのヒント

スタイリッシュにトレイルへと繰り出そう。

最終更新日:2023年6月9日
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シーズンごと、コンディションごとで着られるハイキング用ウェアとは

季節を問わず一年中実施できるハイキングは、多くの人々が楽しむスポーツだ。

それに、トレイルといっても、そそり立つような山、つづら折りの狭い山道、岩だらけの地形といった過酷なコースばかりというわけではない。 長距離を歩くベテランハイカーもいれば、負荷の低いループ状のコースを好むハイカーもいる。整備された道を歩く日もあれば、難しい地形に挑む日もあるというように、さまざまなトレイルを楽しむ人もいるだろう。このようにハイカーといっても多様だが、上質なハイキングギアが欠かせないという点においては皆共通している。

(関連記事:Nikeおすすめの冬のハイキングギア

ハイキングの服装を考えるときに何よりも重要なのは、さらりとした快適な状態をキープでき、風雨や日差しなどから体を守ってくれる高性能なウェアを選ぶことだ。 それから、センスのいい着こなしも取り入れたい。 つまり、ハイキング用ウェアだからといって、スタイルに妥協する必要はないということ。いわゆる「ゴープコア」だ。

ハイキングの装いに適した素材の選び方

ハイキングとその他の普段の活動では、コーディネートのポイントが少し異なる。まず大事なのは素材だ。

体温調節機能を備えた素材(ウールから、リサイクルポリエステルのような合成繊維までさまざま)を選ぶ必要がある。 こういった素材は肌から汗を逃がし、体温を一定に保ってくれる。たとえばNike Dri-FIT素材のアイテムは、湿気をすばやく蒸発させる機能を備えている。

天候を考慮して、適宜、服装を調節することも大切だ。 日差しをブロックするには、濃い色合いのウェアか、紫外線保護指数が記載された素材を選ぶとよい。 雨や雪が降るときは、撥水加工を施したアウターを着ることで、体が濡れるのを防げる。 寒い季節には体を暖かく快適に保ってくれる断熱素材も必要だろう。 なかでもNike ACGコレクションは、悪天候にしっかり耐えながら、心地よさも保ち、冒険心を持って自然に分け入っていくためのサポートをしてくれる。

ハイキング向けコーディネートの組み立て方

シルエットやフィット感については、必ず可動域を考慮したい。 ゆったりとした着心地で4方向に伸縮し、自然の障害物をよけながら進むときに動きを妨げないウェアを着る必要がある。 さらに言うと、ウェアが引っかかったり裂けたりすることも多くあるため、丈夫さも必須の要素だ。 木の枝や茂みなどでデリケートな素材が台無しになるおそれがあるので、丈夫で傷みにくいウェアを選ぼう。

機能的でスタイリッシュなハイキングのコーディネートを組み立てる手法もある。 着目すべきポイントは、シルエットやバランスだ。ある程度フィット感のあるトップスとの相性が良いのは、ゆったりめのショートパンツやハイキングパンツ。逆に、ゆったりめのトップスとフィット感のあるボトムスの組み合わせでもいい。 ハイキング用レギンスとのバランスが良いのは、ゆとりのあるTシャツやボックスシルエットのフリース、オーバーサイズのスウェットシャツだ。 重ね着が鍵になるので、ハイキングの間、ミッドレイヤーやトップレイヤーを簡単に調節できる方法を考えよう。

ウェアの色合いが控えめな場合、シューズ、ソックス、キャップ、サングラス、バックパックはどれも、大胆なカラーでアクセントを効かせるアイテムとして活躍する。 ヒント:ニュートラルカラーはたいてい、レッド、イエロー、ライムグリーンといった刺激的な色よりも応用しやすい。 存在感をアピールしたい場合は、カラーブロックやダイナミックなワントーンスタイルで、大胆に決めよう。

これで、スタイリッシュに大自然の中を歩く準備が整うはず。さまざまな季節や状況に対応する5つのハイキング向けコーディネートに加え、シューズやギアを選ぶコツをチェックして、楽しい冒険に出かけよう。

(関連記事:ハイキングがもたらすメリットをエキスパートが解説

Nikeおすすめの季節ごとのハイキングコーディネート

  1. 1.夏のハイキングコーディネート

    シーズンごと、コンディションごとで着られるハイキング用ウェアとは

    理想的な夏のハイキングコーディネートに身を包めば、体を保護しながら涼しさを保つことができる。 まずは、速乾性の高いトップス。Nike Dri-FIT素材のアイテムは、通気性にも優れたリサイクルポリエステル繊維を紡いだ素材を使用しており、とても滑らかで柔らかい。そんなトップスに、撥水加工を施したナイロンショートパンツのような、通気性のあるボトムスを組み合わせよう。

    それから、トレイルシューズサングラスなどのアクセサリーには、楽しく気分も高まるよう、季節にふさわしいカラフルな配色のものを選ぼう。 明るい色の付いたサングラスとの意外な組み合わせにも、ぜひ挑戦してほしい。

  2. 2.秋のハイキングコーディネート

    シーズンごと、コンディションごとで着られるハイキング用ウェアとは

    紅葉に彩られたトレイルを歩く秋のハイキングには、秋らしいカラーの快適な重ね着スタイルがおすすめ。 コーデの出発点となる万能な長袖のインナーには、やはり速乾素材のアイテムを選びたい。体温の調節を助けるためだ。 ボトムスには、ポケット付きでサポート性のあるレギンスを選ぶと役に立つ。ちょっとした軽食、スマートフォン、予備の日焼け止め(年中必須)の収納に便利だ。

    その上に、動きやすさに配慮してデザインされたパーカーを重ねよう。 おすすめは、Nike Therma-FITテクノロジーを使用したアイテムを選ぶこと。体温の調節を助けてくれるので、トレイルの出発地点から山頂まで、寒い環境でも快適な暖かさを保てる。 コーデの仕上げには、トラクションを発揮するGORE-TEXシューズをチョイス。足首を包み込んでしっかりと保護し、足を暖かく保ってくれる。

  3. 3.春のハイキングコーディネート

    シーズンごと、コンディションごとで着られるハイキング用ウェアとは

    春は、草木が芽吹き、日差しが明るさを増す季節だが、身を切るような寒さを感じることもある。そんな春のトレイルで頼りになるのが、適度なボリュームのウェアだ。 ベースとして選ぶトップスが半袖でも長袖でも、保温性の高いアイテムを重ね着すれば、効果は抜群だ。 Nike Polartecフリースは、ハイキング用ウェア選びで注目したい素材の一つ。 すばやく乾き、抜群に通気性の高いこのフリースは、吹きすさぶ風や朝の冷気など、どんな気象条件の下でも快適な状態をキープしてくれる。

    ボトムスには、ゆとりがあるのにオーダーメイドのようにフィットする、速乾性の高いパンツを選ぼう。緩すぎないシルエットで、可動域を確保できる。言うまでもなく、とても洗練されたスタイルだ。 カラフルなトレイルシューズとソックスで最後に遊び心をプラスし、さまざまなカラーを絶妙に組み合わせよう。

  4. 4.冬のハイキングコーディネート

    シーズンごと、コンディションごとで着られるハイキング用ウェアとは

    寒くなるからといって、ハイキングを諦める必要はない。 寒さに対応する断熱性に優れたアイテムを取り入れて、冷たい空気に負けないようにしよう。たとえばNike ACG Polartec素材のパンツは、持続可能性に配慮し、リサイクルポリエステル繊維を100%使用している。

    速乾性に優れた長袖トップスの上には、折りたたんで収納でき、軽量で防水性のある暖かいシェルを羽織れば快適だ。 前面がフルジップ式のアイテムを選べば、ハイキング中に暑くなってきたときに風を通せる。 また、耳を保護するビーニーも、熱を閉じ込めるのに役立つだろう。

  5. 5.キッズ向けハイキングコーディネート

    シーズンごと、コンディションごとで着られるハイキング用ウェアとは

    ハイキングに最適な重ね着コーデで、キュートでカラフルなスタイルをキープしながら、キッズの体をしっかり守ろう。 まずは速乾性の高い長袖シャツを選び、気温が低いときは耐水加工を施したシェルを重ねるといい。断熱性に優れたPrimaLoft素材を使用したアイテムを羽織れば、暖かさをキープできる。

    ゆったりとした快適なフィット感のポケット付きパンツは、楽しくて機能的(トレイルで見つけたお宝を収納できる)。 もちろん、どんなコーデにもハイキングブーツが欠かせない。 トラクションが長持ちするソール、ラバーを使用したオーバーレイ、足首周りにパッドを配した履き口、柔らかいフォームのインソールといった特長のおかげで、小さな足を快適な状態にキープでき、トレイルにチャレンジする準備が完璧に整う。

  6. 6.シューズとギア選びのポイント

    シーズンごと、コンディションごとで着られるハイキング用ウェアとは

    最適なハイキングシューズは、頼れる運動用シューズと同様に、サポート感のある履き心地や、快適なフォームインソールなどの特長を備えている。 その他にトレイルシューズならではの点として挙げられるのは、足首のサポート性の高さ、グリップ性を発揮するアウトソールのトラクション、それから雨や雪の日でも足をさらりとした状態に保てるよう、防水性に優れたGORE-TEX素材を使用していること。 サンダルやウーブン素材のスリップオンなど、水辺で活躍するアイテムもある。こういったアイテムがあれば、浅い小川を渡るのも楽になる。

    トレイル用ソックス、キャップ、バックパックといったその他のギアやアクセサリーも、トレッキングの成功につながる。 ハイキング用ウェアと同じく、軽量で耐久性や速乾性、防水性に優れたものが望ましい。軽さと高い保護機能を兼ね備えていることがポイントだ。

ハイキングに不向きなウェア

きつすぎて動きの妨げになるウェアは避けよう。 逆に緩すぎるウェアも不向きだ。木や岩につまずいたり、引っかかったりするリスクは避けたい。 また、日差しや風雨などをブロックする必要もあるので、肌を露出するウェアを選ぶべきではない。肌が出るウェアを着る場合は、重ね着をして体を保護しよう。

繊細な素材やコットン素材も不向きだ。 繊細な素材は破れやすく、汗を吸収するコットン素材は体温の調節の妨げになる。

文:ローラ・ラジネス・カウプケ

公開日:2023年5月31日

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