チームであることを大切に目標に向かって踊る

（写真左:CHINATSU 写真右:SAKRA）

SAKRA :ダンスには反復練習を繰り返して技術を磨く努力が必要ですが、一方でエンターテインメントであり、ファッションでもあります。いろんな要素が組み合わさって初めてダンスなんです。フィジカルを高めれば踊りのキレも上がるし、良くも悪くもメンタルの影響がでやすいところは、スポーツに近いかもしれません。

CHINATSU :明確な基準や点数がないダンスのコンテストは他の競技とは少し違うけど、大人数でひとつの目標に向かっていくチームワークの大切さは、スポーツと共有しているんじゃないかな。私たちは姉妹。だから、なんでも言い合える。

SAKRA :血が繋がっているとはいえ、思いやりは必要だねって話しています。二人三脚でやっているからこそ、チームワークは本当に重要。

CHINATSU :喧嘩しすぎてしまって、家には「他人と思え」って張り紙が壁に貼ってあります(笑)

SAKRA :小さい頃から、音楽が鳴ると歌って踊り出すタイプ。私が９歳、CHINATSUが６歳の時、母が通っていたスクールがあまりに楽しく見えて、ダンスを習い始めました。

CHINATSU :二人とも「やりたい！」って気持ちがあったとはいえ、私の踊りたいエンジンがかかるのは少し後だったんです。

SAKRA :私はすぐにのめり込んで、週に6〜7本もレッスンを受ける中、CHINATSUは「週１でいいや」っていうスタンスでした。

CHINATSU :姉が家で必死に練習している横で私は寝てる、みたいな。でも私が中学1年生の時に二人でコンテストに出ることが決まって、初めてスイッチが入りました。それまで身長も体重も全然違っていたのに、チームを組んでからは双子みたいになって、身長もちょうど175cmで揃いました。

SAKRA :ダンスを真剣にやりたいってタイミングがお互い違ったけど、SISとして活動してからは同じ方向を向くようになったんです。

SAKRA :悔しかったり、辛い経験がある度に「私には才能がない」と思っていました。でも、落ち込む暇はなくて、どう一歩前に進めるかなって常に考えてきました。私たちはただの姉妹。だけど一人だったら乗り越えられない壁や受け止められない挫折も、二人だから大丈夫だった。

CHINATSU :ダンスは一人じゃなくて、見てくれる人や一緒に踊る仲間がいる。さまざまな年齢の方と踊る時間や感動を共有したり、楽しめるのが幸せ。他ではなかなか経験できるものではありません。

SAKRA :チームワークもそうだけど、人間関係から学ぶことは多いです。私は踊っていない時でも「ダンスをやっててよかった」と思える瞬間がたくさんある。

CHINATSU :ダンスとNIKEって、いろんなジャンルがあるところにシンパシーを感じます。私たちもいろんなダンスをするから、幅広いテイストの服がそろっていると選びやすいです。

SAKRA :ダンスにとってファッションの要素は本当に重要!NIKE FLEECEは、ロンTではなくスウェットのシルエットで踊りたい気分の時に着たい。見た目もクールだし、着用感も涼しくていい。

CHINATSU :生地が薄いから、ダンスでは本当にありがたい。あとゆるめのフィットも好き。今日のスタイルにはぴったりでした。

SAKRA :曲や作品、振り付けの雰囲気に合わせたファッションをいつも意識しています。曲が決まってから服を選ぶことが多いけれど、着たい服に合わせて曲を決める、って順番もある。全体のイメージを作り上げるプロセスに、ファッションはとても大切です。

CHINATSU :SISといえばこってイメージはあえて作らず、ファッションもダンスもオールジャンルで挑戦していきたいです。

SAKRA :定義がないのがSISらしさかな。

SAKRA :だんだん海外に行けるようになってきたので、これからは世界中のコンテストに出てみたい。まずは韓国、そしてL.A.にもいきたい。大会がない国でも、ワークショップをしてみたい。

CHINATSU :私ももっとダンスを広めていきたい。今日のワークショップを受けてくれた人たちに「ダンス最高」って楽しい気持ちを持ち帰って欲しい。

SAKRA :今日は10名強という厳選された参加者にレッスンできるので、一人一人と密にコミュニケーションをとれるのが嬉しかった。普段ではなかなか経験できない、貴重なワークショップでした。