ウルトラマラソンに最適なNikeおすすめのシューズとギア
購入ガイド
今回紹介するのは、距離や地形を問わず、あらゆる長距離ランに活躍するアイテム。
ウルトラマラソンの走行距離は、50マイルから100マイル以上の範囲におよぶ。 それほどのマラソンのトレーニングやレースに取り組むためには、忍耐力とやり抜く力を備えている必要があるだけでなく、タスクに対応するウルトラマラソン用のシューズとギアが必要となる。
それほどの長距離を走っていれば、必ずといっていいほど不快な瞬間がやってくるからだ。 「ある時点に達すると、身体じゅうが痛み始めます。 もしギアが合っていなければ、痛みはどんどんひどくなります。 しかし、使っていて快適なものであれば、ゴールまでの辛さが和らぎ、ある意味、楽しいものになります」そう話すのは、ディーン・カーナーシスだ。世界的に有名なウルトラマラソンランナーであり、『Ultramarathon Man: Confessions of an All-Night Runner』の著者である。
ポイントは「ある意味で」ということ。
ウルトラマラソン用のシューズからウェア、アイウェア、ヘッドランプ、ランニングパックにいたるまで、次のウルトラマラソンに向けた装備に加えたいアイテムをいくつか紹介しよう。
(関連記事:ウルトラマラソン挑戦の前に知っておくべきこと)
ウルトラランニングに最適なNikeおすすめのシューズ
ウルトラマラソン用のランニングシューズを探す際に最も重要な要素は、適切なフィット感だ。
「少しでも擦れたり、窮屈だったり、圧迫されたりする感覚があれば、時間が経つにつれ耐え難い痛みになっていきます」とカーナーシスは言う。 ウルトラマラソンは、コンクリート、道路、トレイル、芝生、さらには砂利など、さまざまな路面で開催されるため、適切なシューズ選びが重要になるのだ。
「たとえば、浮き石やがれきで足元が不安定なトレイルを走る場合は、深いラグを備えたシューズを履くと有利になります」とカーナーシスは言う。
(関連記事:次のランにぴったりのシューズを選ぶには)
不均一な地形を走る場合:ナイキ ペガサス トレイル ランニングシューズ
たとえば、ナイキ ペガサス トレイル ランニングシューズは、サポート性と弾力性、優れた足裏のトラクション、そして耐久性のあるアッパー(シューズの上半分)を備えている。 これらの機能はすべて、道路以外でのランニングに耐えるよう設計されたものだとカーナーシスは説明する。
さらに彼は、これらの特性を持つシューズは、草むらを走ったり岩と擦れたり、とげに引っかかっても、破れたり壊れたりしにくい、と補足する。
雨の日に走る場合:ナイキ ウォータープルーフ トレイル ランニングシューズ
「小川が横切っているようなトレイルでは、防水シューズか、あるいは速乾性に優れたシューズがおすすめです」とカーナーシス。
Nikeの防水加工が施されたGORE-TEXテクノロジー搭載のランニングシューズなら、足をさらりとした状態に保つので、より快適な走りが実現する。 アッパーに沿って配置された目に見えないGORE-TEXが、心地よい履き心地はそのままに足を雨から保護してくれる。
長い道のりをひたすら走る場合:ナイキ フライニット ロード ランニングシューズ
一方、ロードランニングシューズを履くときは、前足部に十分なスペースが必要だとカーナーシスは言う。とてつもなく長いウルトラマラソンの距離を走ると足が浮腫んだり、腫れたりする傾向があるためだ。 シューズがつま先やかかとを圧迫し始めると、筋肉にも圧迫感が広がり、バランスをとるのが難しくなる。 そのため、「シューズにある程度のゆとりがある方が理にかなっているのです」とカーナーシスは言う。
また、ウルトラランニングのためのシューズは、軽量である必要がある。 Nike FlyKnitテクノロジーで作られたシューズは、高強度の繊維を使用し、要所のサポート性、伸縮性、通気性を強化した軽量アッパーを実現している。 Nikeのイノベーションチームは、FlyKnitテクノロジーに基づいて開発されたAtomKnitと呼ばれる新しいFlyKnitアッパーを生み出した。雨や汗による水分の吸収を最小限に抑え、通気性を高めながら、さらに軽い履き心地を提供するテクノロジーだ。
ウルトラランニングに最適なNikeおすすめのソックス
ソックスを選ぶときは、地形、温度、湿気、走行時間に基づいて決めることをカーナーシスはすすめる。 生地が厚めのソックスは濡れてびしょびしょになる状況で活躍し、生地の薄いソックスは暑いときに向いている。
Nike Runningのクルーソックスはそれら両方のオプションを提供しており、グリップ、クッション、高さもさまざまなスタイルがある。 快適性のためにも、水ぶくれを防ぐためにも、予備のソックスを1足持ち歩くようにしよう。
(関連記事:ランニングに最適なソックスの選び方)
ウルトラマラソンに最適なランニングパック
ひときわ長時間におよぶランニングでは、水以外のものも携帯しなければならない。 水分のほかに、電解質ゲルやその他の必需品を収納できる機能的ソリューションとして使えるのが、ランニングベストだ。
「パックに関して思い浮かぶ金言がいくつかあります。1つは、身軽さに勝るものなし(Light is right.)。 もう1つは真逆の視点で、軽さをとれば、夜に凍える(Go Light, freeze at night.)です。 いろいろ試してみて、自分に最適なものを見つけるしかありません」とカーナーシスは言う。 とはいえ、レース当日の条件(天候、距離、時間、地形)と、その後に必要になるギアを考慮すれば、選択肢を絞り込むことができるだろう。
(関連記事:走るときはウェイトベストを着た方がよい? エキスパートがメリットとデメリットを解説)
ナイキ ハイドレーション ランニングベストは、体にフィットし、軽量で、あらゆる必需品を持ち運べるように設計されている。 調節可能なチェストストラップとサイドストラップ、トレッキングポールホルダー、内蔵ホイッスル、前後にある複数ポケットなどを備えたこれらのベストは、あらゆる距離を走るすべてのランナーに利便性を提供する。
ウルトラマラソンにおすすめの服装
天候や地形が予測できない長距離を走るときは、重さと重ね着が重要な決め手となる。 軽量な速乾性シャツとショートパンツはまず不可欠。 予備の重ね着として、軽量のランニングジャケットを持ち運ぶときは、腰に巻くか、結ぶことをカーナーシスはすすめる。
「重さを最小限に抑えながらも暖かさを提供してくれるので、とても役に立ちます」と彼は言う。
Nikeには何種類かの軽量ランニングジャケットがあるが、その多くは主にポリエステルで作られているため、撥水性と軽量性を兼ね備えている。 また、これらのジャケットに使用されているリフレクティブ(再帰反射)素材のアクセントは視認性を高めてくれるので、暗闇で走る際に活躍する。
保温性を強化するには、タイツかレギンスを1枚用意するのもおすすめだ。 「何時間も走った後は、コンプレッション(着圧効果)のありがたみがよくわかります」とカーナーシスは言う。 コンプレッションウェアの着用と血流の向上には関連性があることが、さまざまな研究によって明らかにされている。 ただしその効果についての研究は多少賛否が分かれている。
Nike Dri-FITテクノロジーを搭載したアイテムは、軽量で、汗を肌から逃がしてすばやく蒸発させ、さらりと快適な状態を保てるように設計されている。
ウルトラマラソンにおすすめのアクセサリー
1. ヘッドランプ
多くのウルトラマラソンは夜通し開催されるため、ヘッドランプが欠かせない。 まずは、充電式ヘッドランプかバッテリー式ヘッドランプのどちらかを選択することが最初のステップ。
「バッテリー式であれば、予備のバッテリーを一緒に持ち運びましょう」とカーナーシス。 ルーメンの強さについても考慮しておく必要がある。 「より明るいヘッドランプを求めれば電池パックが必要になり、重荷になる可能性もあります」とカーナーシスは注意を促す。
2. Nikeのランニング用サングラス
適切なアイウェアは目を保護するだけでなく、眩しさから目を細めることで引き起こされる一時的な疲労を防ぐのにも役立つとカーナーシスは話す。 そのことをふまえ、ランニング用サングラスを選ぶ際は、レンズ技術とフレーム技術という2つの点に注意する必要があるという。 レンズは、軽量で耐久性があり、UVおよび赤外線保護機能を備えている必要がある。
ナイキ フィールド ティントとナイキ ロード ティント サングラスはいずれも、前方の物体を識別する高い性能を備えながら、眩しい光を抑える。 ナイキ エリート ワンピース レンズなどの設計は視界を広げ、ナイキ マックス オプティクス テクノロジーはあらゆる角度から正確な視界を提供する。 そのほかにも、調節可能なテンプルアーム、簡単に挿入できるクリップイン度入りレンズ、フローティングノーズパッド、曇り止め通気孔などの機能を持ち、必要な快適さとフィット感を提供するので、ゴールラインから目を離さないでいられるようしっかりとサポートしてくれる。
文:フェイス・ブラー