ジャ 3:「Make Them Watch」次世代を魅了するデザイン
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ジャ・モラントとNikeはルックスもフィーリングもジャ自身を思わせるシューズを作り上げた

コート上のジャ・モラントは恐れを知らない。ドリブルから繰り出す驚異的な動きとゴールリングでの空中プレーでバスケットボールファンを魅了する。背番号12がコートの注目をさらう。新たに誕生したジャのシグネチャーシューズ「ジャ 3」には、彼の圧倒的な存在感が息づいている。その性能はさることながら、象徴的なシルエットには、父親と裏庭でトレーニングに励んだ少年が、やがてNBAの新人王を経て、オールNBAチームに選ばれるまでの半生が刻まれている。
ジャは常に限界に挑戦し、自分のスタイルを貫いてきた。だからこそ、新作シューズのストーリーづくりに彼自身が関わったのも、驚くことではない。ジャ 3を履くとき、誰もがジャの本物のエッセンスを感じるだろう。
異例のデザインプロセス
ジャの3作目となるシグネチャーシューズの制作にあたり、ジャはNikeのデザインチームとメールでアイデアをやり取りし始めた。オンラインでの共同制作が主流となる中で、チームはさらに一歩踏み込んだプロジェクトを実現した。サンフランシスコでジャと対面し、より多くのアイデアを出し合ったのだ。
初回のミーティングでリードデザイナーを務めたベン・ネソンコメは、「アスリートとしてだけでなく、アーティストとしてのジャ・モラントの声に耳を傾けたかった」と当時を振り返る。
その後、ジャは家族とともに米ナイキ本社(オレゴン州ビーバートン)を訪れ、打ち合わせで詳細を練り上げた。セッション中、ジャはただ意見を出すだけではなかった。積極的に打ち合せに関わり、デザインチームと並んでホワイトボードにアイデアを書き出し、スプレーペイントで実際に絵を描いたのだ。この異例のデザインプロセスが、これまでにない新たな創造のきっかけとなった。そして誕生したのが、ジャ シリーズ史上最もパーソナライズされたシューズだ。
ジャは、ユニークなスウッシュを描いた。意図的に角度を付け、大胆なデザインに仕上げたのだ。ネトンコメはすぐにそれに気づいた。その角度は、ジャの頭文字である「J」の傾きを表現したものだった。そのすぐ隣に「A」が描き足されたことで、ナイキのシグネチャーとジャ("JA")の個人的なマークを結びつける、運命的なデザインが誕生した。ジャ 3の際立つディテールは、ジャ自身が最初に思い描いたものだ。
Nike Basketball初のZ世代を代表するアスリートとして、ジャはゲームの常識だけでなく、制作プロセスそのものを塗り替えている。そして今、どんなプレイヤーでも自信を持ってコートに立てる一足を生み出している。
Make Them Watch:新時代のジャ
進化にはイノベーションが欠かせないが、ジャというアスリートを形づくるDNAを残すこともミッションのひとつだった。「俺は俺。決して変わることはない」とデザインチームに語った。その言葉どおり、ジャ 1とジャ 2に刻まれたスクラッチモチーフを継承させた。ジャ 3のデザインでは、奥行きのあるテクスチャーと流れるようなラインが、「動き」と「反骨心」を象徴している。どちらも、ジャのプレースタイルを語る上で欠かせない要素だ。
プレー仕様のアップデート
デザインチームにとっての大きな課題は、手頃な価格を維持しながらイノベーションを取り入れることだった。次世代のシューズを生み出すには、型にはまらない発想が必要だった。ナイキのバスケットボールパフォーマンスシューズとしては初めて、フルレングスのハイブリッドZoomXフォームをレイヤー構造で採用。優れたエネルギーリターンと快適性を実現している。
技術的な視点から見ると、すべての選択はジャのシグネチャームーブを支えるため、そしてプレイヤーがディフェンスをドリブルでかわし、ペイントエリアを駆け抜ける間も集中力を維持できるよう、細部まで丁寧に設計されている。ジャのロゴが繰り返し配置されたアウトソールのトラクションパターンは、彼の鋭い方向転換を支える仕様になっている。「ジャの滞空時間を伸ばし、鋭く切り込むドライブの際にもしっかりとサポートしたいという思いで設計に臨んだ」と、シニアプロダクトラインマネージャーで元WNBA選手のモニーク・キュリーは述べている。「ジャがブルドッグのようなクロスオーバーでディフェンダーを置き去りにする瞬間も、このシューズは、その超人的なプレースタイルと爆発的な動きを支える安定した履き心地を発揮する」
エリクサー
ジャは2025年を「飛躍の年」と捉えている。最新シューズのあらゆるディテールに自身のビジョンを反映させたその姿勢が、コート内外における彼の常人離れしたエネルギーを表している。最初のジャ 3のリリースでは、ジャとチームが厳選した2つのシグネチャーカラーが登場。コートに立った瞬間にみなを釘付けにする、彼の派手なプレースタイルを表現している。「ライト ショー」や「プライス オブ アドミッション」といった名前が示すように、これらのシューズには明確なメッセージが込められている。まるで、ジャがコートに立つたびにプレーで語るように、一瞬でも目を離せば、見逃してしまう。
ジャ 3のリリースによって、スクラッチ風のテクスチャーをはじめ、細部にまでこだわったスタイルが登場した。アスリートはもちろん、自分を表現したいすべての人の感性に響く一足だ。ジャ 3は2025年8月に発売される。この新作スニーカーは、一部店舗とNike.comで発売される。
よくある質問
ジャ 3の特徴は?
ジャ 3は、ジャシリーズで初めてゼロから手掛けられた。デザイン、トラクション、テクスチャはすべて、バスケットボールスターの意見を反映している。
屋外でのプレーに適している?
もちろん。トラクションパターンは、素早く鋭い動き、特にジャの特徴的なブルドッグクロスオーバーを支える設計が施されている。
グラフィティにはどんなストーリーが込められている?
ジャは、ナイキのキャンパスセッション中にスプレーで文字とスウッシュを描いた。シューズの書体とロゴは、そのアートから直接着想を得たものだ。
他にもカラー展開はある?
もちろん。他のカラーも随時発売予定だ。