ベベ・ヴィオの新しい連帯

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4年に一度のスポーツの祭典で、車いすフェンサーのベベ・ヴィオが描くビジョン。それは身体能力で2つの大会に分けられることなく、すべてのアスリートが世界最大の舞台を共にすることだ。

最終更新日:September 16, 2021
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新たな一体感

11歳で髄膜炎になり、ベベ・ヴィオの人生は一変した。でもスポーツを通じて、自分を表現して声を上げられる場所が見つかった。べべの声は世界を動かし、あらゆる場所でアスリートたちへの態度に変化をもたらしている。将来のビジョンや、周囲の世代を触発する方法について語ってくれたべべ。スポーツは、選ばれた一握りの人たちだけでなく、すべてのプレーヤーたちのものである。

新たな一体感

初めてスポーツと出会ったときの印象は?

ベベ:初めてフェンシングジムに足を踏み入れたとき、剣のぶつかり合う音が聞こえて、ジムや汗の匂いがしました。人々が叫ぶような声も聞こえてきました。そんなすべてに驚きながら、鳥肌が立つような感覚を味わいました。

「フェンシングジムに初めて足を踏み入れたとき、鳥肌が立つような感覚を味わいました」

ベベ・ヴィオ

新たな一体感

スポーツは若者の信念を育ててくれると話してくれました。スポーツのどんな部分が、どんなことを教えてくれるのでしょうか?

ベベ:スポーツで素晴らしいのは、周囲に素晴らしいチームやグループができること。最初はチームの一員だった人たちが、いつしか家族の一員になっていく。年齢は関係ありません。周りに本当の家族が生まれるという点で、スポーツに勝るものはありません。以前は自分より若い世代に目を向けていました。若者が変われば、文化も変わってくと思ったからです。でも今は、スポーツが万人のものであると確信しています。

「年齢は関係ありません。周りに本当の家族が生まれるという点で、スポーツに勝るものはありません」

ベベ・ヴィオ

新たな一体感

以前なら、スポットライトが当たるのは健常者のアスリートばかりでした。でもあなたはそんな風潮を変えて、新世代の健常者と障がい者のアスリートに信念の力を教えています。マインドセットを維持する秘訣は?

ベベ:幼少期は健常者だったので、一般的なフェンシングから始めました。パラアスリートになったのは13歳のとき。車いすフェンシングはまったく新しい世界でしたが、スポーツに向かう感情や感覚は変わっていません。むしろ周囲との関係はもっと良くなったほどです。健常者でも障がい者でも、関係ありません。重要なのは、スポーツを通じて自分の存在を輝かせること。それは自分自身にとっても絶大なパワーになります。

「車いすフェンシングはまったく新しい世界でしたが、スポーツに向かう感情や感覚は変わっていません。むしろ周囲との関係はもっと良くなったほどです」

ベベ・ヴィオ

新たな一体感

人々をひとつにするスポーツの力はどこから生まれますか?

ベベ:あらゆる種類の人が関わっている多様性です。スポーツは人々によって成り立ち、アスリートによって成り立ります。特にパラスポーツは、アスリートごとにまったく異なる経験を乗り越えてトラックやピッチに立っているのが素晴らしい。

パラアスリートである自分自身が大好きです。自分が生きているこの世界が大好きだから、一人ひとりのアスリートが語るストーリーに心惹かます。

「パラアスリートである自分自身が大好きです。自分が生きているこの世界が大好きだから、一人ひとりのアスリートが語るストーリーに心惹かます」

ベベ・ヴィオ

インタビュー:ヴィットリア・エレナ・シモーヌ、@vittoriaelenasimone
写真:ダリ・ジェラレ、@dali.ggallery
写真:キャロライナ・ディ・ラッザロ、@carolinadilazzaro

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