Coaching

ランニングの予定をサボる6つの言い訳(その嘘を検証)

「今日はやめておこう」という言い訳はもう終わり。クリス・ベネット(Nike Runningグローバルヘッドコーチ)が、自分の弱気に打ち克って走り続けるコツを伝授。

最終更新日:January 7, 2021
言い訳にさようなら:走る気にならないときの解決策

昨日あなたは、明日は走るつもりだと言った。しかし今日になってみると、外は暑すぎる。しかも遅くまで仕事をしたから疲れている。それに洗濯してあるウェアもない。よくある話だ。このような迷いが生じるのはあなたに限ったことではない。最近の調査によると、アメリカ人は1日平均6回の言い訳をするという。1年では2000回以上だ。しかも運動ができないことに関する言い訳はその第1位である。まるでランナーの両肩には誘惑の悪魔が乗っているかのようだ。

Nikeランニンググローバルヘッドコーチであるクリス・ベネットは、ありとあらゆる言い訳を聞かされてきた。ベネットは、ランニングを避けようとするときによく使われる言い訳の上位6つを挙げ、簡単に実践できる解決策を示している。

言い訳1:「ランニングはきつい」 解決策:やめたいと思う前にやめよう。

「ランニングが好まれない理由の第1位は、一生懸命やりすぎるためです」とベネットは言う。「タイムなど気にせず、もっと気軽にランニングをしてください。そんなに頑張らなくていいんです。やめなければならなくなる前、あるいはやめたくなる前にやめるということです。このままずっと走っていたいと思うときがありますか?そこですっぱりやめてください。そうすれば次のランが、憂鬱から楽しみに変わるでしょう。ランニングを早く切り上げなくてはならないことに、不満を持つくらいになってほしいのです。ベネットコーチが言ったから、と私のせいにしてもらっても構いませんよ」

言い訳2:「正しい走り方が分からない」 解決策:正しい走り方なんてないことを知ろう。

「自分なりの走り方で問題はありません」とベネットは言う。「完璧な走り方やフォームなんてありません。ポーラ・ラドクリフのレース中の様子を見てみると、頭を上下に揺らし両肩が上がり、そして腕は…。あなたは『誰かが彼女に走り方を教えるべきだ』と思うでしょう。ところが誰も教えなかったのが良かったのです。ラドクリフは女子マラソンの記録を16年間保持していました。だから教科書通りに走ろうとするよりも、本当にささいなやり方でも自分にとって自然なフォームを作っていくんです。きつく感じる部分があれば緩めればいいし、ストライドが大きすぎると思えば狭めればいいんですから」

言い訳3「ウォーミングアップする時間がない」 解決策:ランニングにウォーミングアップを組み込もう。

「これに関しては、2つの解決法があります」とベネット。「まず、ウォーミングアップとは、心の準備をして、実際に走る動作をイメージすることにすぎません。そこで1つ目の方法は、ゆっくり走ることから始めて、最初の5-10分をウォーミングアップにすることです。2つ目は、ストレッチを行って、走る距離を短くすること。というのも、覚えておいてほしいのですが、最小限これだけはという時間も距離もないのです。いずれにしても、これならウォーミングアップもランニングもできるため、問題はないでしょう」

言い訳にさようなら:走る気にならないときの解決策

言い訳4「うわっ、ひどい天気だ」 解決策:事前に計画を立てよう。

「日によっては暑すぎたり寒すぎたりすることもあります」とベネットは言う。「極端な天候でランニングするのは危険なので、走らない日があってもいいのです。でも、それだと気分的に落ち着かないという方には、事前に計画を立てる方法をおすすめします。1.天候に合わせてウェアを変える。2.走る時間帯を変える。そして3.ランニングの強度を変える。満足のいくパフォーマンスにはならないかもしれませんが、それでも必要なランはできるでしょう」

言い訳5:「ランニングをするような体型じゃないから」 解決策:自分に打ち勝とう。

「『ランニングにふさわしい体』なんてありません。」とベネットは言う。「ふさわしいアクセントや、ふさわしい髪型なんてあるでしょうか?マラソンのスタートラインにも、あらゆるタイプの人がいます。自分はふさわしい体をしていないと言うのは、『私はこれができないと思うことにした』と言っているのと同じです。あるいは、かつて誰かがあなたを見てそう決めつけたということもかもしれません。では、どうしたらそんなことを忘れられるのか?ランニングとは何かを考え直しましょう。5kmも走れないって?走りなさいとは誰も言っていません。ただ、ここからブロックの先まで走ってみましょう。ランナーとは走る人のことです。どんな距離でも走るのであれば、あなたはランナーなのです」

言い訳6:「ランニングすると[痛む部分]がつらくて」 解決策:筋力トレーニングに励もう。

「痛みがあるということは、怪我をしている可能性があります」とベネットは説明する。「そのため短期的には、今はランニングをすべきではないでしょう。しかし気にする必要はありません。こんなふうに考えてみましょう。ランニングがとても上達してきたので、オールラウンドのアスリートを目指す必要が出てきたと。やりましたね。そこで、なぜその怪我をしてしまったのかを考えましょう。股関節屈筋を鍛えていますか?体幹や、膝関節を安定させる腿四頭筋のような筋肉を鍛えていますか?運動の量を大幅に増やすということではありません。プランクやリバース・ランジでも健康維持において大きな違いが生まれるのです」

上に挙げた障害のいずれかを克服してみよう。そうすれば、走る気分にならないときでも、継続することがランニングの素晴らしさの一部であることを実感するだろう。

「最低な走りしかできないこともあります」とベネットは言う。「母親との口論がストレスになっているのかもしれないし、ひどく寝不足だったのかもしれません。しかし、そういうランニングを終えたときでも、それがわずか1ブロック先であっても『やり遂げた。走り切った。自分について知る収穫があった』と言うことはできます。その気持ちをもう一度味わいたいと思うことが、ランニングのモチベーションにつながるのです。1日の終わりにベッドに入るとき、そのような希望が必要なときもあります。それはとてつもない達成感であり、ランニングがもたらしてくれるものなのです」

次にランニングをする気になったときは、ぜひベネットコーチが肩に乗っていることを想像し、言い訳を覆してみよう。

言い訳にさようなら:走る気にならないときの解決策

ベネットコーチからのさらなるアドバイス

ランニング継続のモチベーションをアップさせたいなら、ベネットコーチの最近のインタビューを収録した「Trained」をチェックしてみよう。これは、最新のホリスティックフィットネスをテーマにしたナイキのポッドキャスト。ソーシャルディスタンスを考慮したランニングや、本当にまったく走れないときのアドバイスなど、役に立つ情報満載のエピソードだ。

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