柔軟性のある食生活で食事を楽しもう

Coaching

食生活に「厳格なルール」を持ち込むのはやめて、体が発するサインを読み取る方法を学んでみよう。

最終更新日:2022年6月30日
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  • 「インテュイティブ・イーティング」は、最近再び注目を集めている直感的な食事方法。何を、いつ、どれだけ食べるという悩みから解放してくれる、まさに革新的な考え方だ。
  • 体が発する合図に注意し、意識を向けることで、何を食べれば満足するのかがわかるようになる。
  • NTCが紹介する簡単なレシピの数々をチェックして、いつでも満足感が得られる食事を取れるようにしよう。
  • 体が発する合図を読み取れるようになったら、栄養の専門家によるガイドをさらにチェックして、食事プランをアップグレードしてみよう。

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直感的に選んで食事を楽しもう

罪悪感をまったく感じることなく、食べたいものを食べたいときに食べる。そんな自由な食生活を想像してみよう。これこそが、直感に従った食事方法の大前提なのだ。

「直感に従って食べる人は、自分の空腹感を信じて尊重し、何を食べても罪悪感を持たず、食べることに優先順位を置いて楽しみを見出すことができる人でもあります」と述べるのはクリスティ・ハリソン(登録栄養士)。アンチダイエットを標榜するハリソンは、栄養摂取に関わる運動の最前線で活動しており、『Anti-Diet: Reclaim Your Time, Money, Well-Being, and Happiness Through Intuitive Eating』の著者でもある。

本能に従って食べる人は、基本的に食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べることを、自分に無条件で許している人だ。

「そんなの無茶苦茶ではないか」、「現実的ではない」と思う人には、それが人間の持つ原始的な能力の1つであることを思い出して欲しいとハリソンは言う。さらに、型どおりにしゃがんだり、お腹から深い呼吸をしたりするのと同様に、直感に従って食べるという行為は生まれながらにしていることだ、と付け加える。「赤ちゃんが食べる様子を思い浮かべてください。ためらうことなくさまざまな食べ物から栄養を摂取し、満足したら食べ物を押しのけます」

このように生まれつき与えられた能力は、ハリソンの言う「ダイエット文化」、すなわち食べるべきものと食べてはいけないものを教育し続けることによって衰えてしまう。

「ダイエット文化は痩せていることを崇拝し、それを健康や道徳的美徳と同一視しています」と彼女は言う。「減量を賞賛し、一部の食べ物を良いもの、その他を悪いものと見なし、そうした健康観から外れた人、特に身体の大きな人を見下す文化です」

直感的に選んで食事を楽しもう

ダイエット文化は減量食事法の枠を超え、健康的な食事法を表していた言葉にまで染み込んでいったとハリソンは言う。「クリーンなものを食べなさい、加工品は避けなさい、と言われると意識が高いように聞こえますが、このような言い方も実はダイエット文化の影響なのです」

こうした柔軟性に欠けるルールが原因で食べる楽しみを奪われる人もいれば、ヤケ食いや健康的なダイエットへの強迫観念など、さまざまな問題に苦しむ人もいる。「この食べ物は十分『クリーン』なのか、十分『自然』なのか、絶えず気にするようになります」とハリソンは言う。「このような考え方は欲求不満と精神的な消耗につながります。そして最終的に『正しい』ことをしなかったときに罪悪感が生まれてしまうんです」

彼女の考え方を裏付ける研究結果もある。それによると、ダイエットと食事制限は体重の増加を招くことになるようだ。(カリフォルニア大学ロサンゼルス校が2007年に行った大変有意義な研究では、研究者チームはさまざまなダイエットについて、31の長期研究を実施。その結果、どのダイエット法でも大半の人がリバウンドするどころか体重が少し増え、健康面のメリットもなかったという結論に至った。)「それは特定の食べ物を制限すると、どうしてもそれが欲しくなり、頭から離れなくなってしまうからです」そして「ルール」を破ってしまうと、生物学的な理由と心理的な理由の両方から暴飲暴食に走りがちになる。

その一方で、本能に従った食事法では、そうしたルールを捨てて、自分の本能を基準に置く。

まずは、食べたいかどうか、食べたければ何を食べたいかという気持ちに留意してみることから始めよう。次に、実際に食べるときは、満足したら食べるのを止め、充足感をもっと高めるためには何ができたかを自問することをハリソンは勧める。ランチにサンドイッチではなくポテトチップを食べると、1時間後にはまたお腹が空くことに気がつくかもしれない。あるいは、ポテトチップを食べることで塩分摂取の欲求が満たされ、次の食事やおやつの際に暴食したい気分を抑えられるかもしれない。

あるいは、この時点でこう考えるかもしれない。「自分が満足するのはポテトチップとケーキを食べ続けることだけだ」と。ハリソンは、大半の人がこのように食べ放題を楽しむ時期を経験することを認めている。「それまで禁じていた食べ物に惹かれるかもしれません。それまで悪い食べ物だと考えてきたから。禁止されていた食べ物への欲求はなくならないかもしれませんが、やがて他の食べ物への欲求も生まれて、バランスが取れるようになります」相変わらずポテトチップとケーキを食べたくなる時もあれば、フルーツと野菜を食べたくなる時もやってくるということだ。

そのバランスこそが健康だと彼女は言う。赤ちゃんの頃のように、本能的に身体が必要とする栄養と食べ物を摂取する。しかもそれを楽しむことができるのだから、進歩と呼ぶよりほかない。

文:マリッサ・スティーブンソン
絵:グラシア・ラム

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