直感を信じて罪悪感なく食事を楽しもう

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何を食べるべきか、気にしすぎるのは逆効果。むしろ直感に従えば、健康的な食事を楽しめるかもしれない。

最終更新日:November 30, 2020

食べたいときに食べたいものを食べ、その後も罪悪感を感じずに過ごすにはどうすればいいのだろうか。それが、「直感に従った食事」の大前提だ。

直感的に選んで食事を楽しもう

食べたいときに食べたいものを食べ、その後も罪悪感を感じずに過ごすにはどうすればいいのだろうか。それが、「直感に従った食事」の大前提だ。

「直感に従って食べる人は、自分の空腹感を信じて尊重し、何を食べても罪悪感を持たず、食べることに優先順位を置いて楽しみを見出すことができる人でもあります」と述べるクリスティ・ハリソン氏。彼女は栄養摂取に関わる運動の最前線で活動するアンチダイエットを標榜する登録栄養士であり、『Anti-Diet: Reclaim Your Time, Money, Well-Being, and Happiness Through Intuitive Eating』の著者でもある。

本能に従って食べる人は、本質的に、食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べることを自分に無条件で許している人だ。

「そんなの無茶苦茶ではないか」と思う人には、それは人間が持つ原始的な能力の1つであることを思い出して欲しいとハリソン氏は言う。呼吸と同様に、直感に従って食べることは生まれてすぐにやることだ、と付け加える。「赤ちゃんが食べる様子を思い浮かべてください。さまざまな食べ物から容易に栄養を摂取し、満足したら食べ物を押しのけます」

このように生まれつき与えられた能力は、ハリソン氏の言う「ダイエット文化」、すなわち食べるべきものと食べてはいけないものを教育しつづけることによって狂わされてしまう。

「ダイエット文化は痩せていることを崇拝し、健康と道徳的美徳を同一視します」と彼女は言う。「減量を賞賛し、一部の食べ物を良いもの、その他を悪いものと見なし、そうした健康観から外れた人、特に身体の大きな人を見下す文化です」

「このような考え方は欲求不満と精神的な消耗につながります。そして最終的に『正しい』ことをしなかったときに罪悪感を生みます」

クリスティ・ハリソン氏、アンチダイエットの登録栄養士

ダイエット文化は減量食事法の枠を超え、健康的な食事法を表していた言葉にまで染み込んでいったとハリソン氏は言う。「自然なものを、加工品は避けなさい、と言われると意識が高く聞こえますが、そうした言い方も実はダイエット文化の影響です」

このようなルールが原因で、食べる楽しみを奪われる人もいれば、ヤケ食いや健康的なダイエットへの強迫観念など、さまざまな問題に苦しむ人をもいる。「この食べ物は十分に『自然』なのか、絶えず気にするようになります」とハリソン氏は言う。「そうした考え方は欲求不満と精神的な消耗につながります。そして最終的に『正しい』ことをしなかったときに罪悪感を生みます」

彼女の考え方を裏付ける研究結果もある。それによると、ダイエットと食事制限は必然的に体重の増加を招くことになるようだ(大きな節目となった2007年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究者チームはさまざまなダイエットについて、31の長期研究を実施し、どのダイエット法でも大半の人がリバウンドするどころか体重が少し増え、健康面のメリットもなかったという結論を出した。)「それは特定の食べ物を制限すると、どうしてもそれが欲しくなり、頭から離れなくなってしまうからです」そして「ルール」を破ってしまうと、生物学的な理由と心理的な理由の両方から暴飲暴食に走りがちになる。

その一方で、本能に従った食事法では、そうしたルールを捨てて、自分の本能を基準に置く。

まずは、食べたいかどうか、食べたければ何を食べたいかという気持ちに留意してみることから始めよう。次に、実際に食べるときは、満足したら食べるのを止め、充足感をもっと高めるためには何ができたかを自問することをハリソン氏は勧める。ランチにサンドウィッチではなくポテトチップスを食べると1時間後にはまたお腹が空くことを発見するかもしれない。あるいは、ポテトチップスを食べることで塩分摂取の欲求が満たされ、次の食事やおやつの際には暴食したくなるかもしれない。

あるいは、この時点でこう考えるかもしれない。「自分が満足するのはポテトチップスとケーキを食べ続けることだけだ」と。ハリソン氏は大半の人がこのような何でも食べ放題なのを楽しむ時期を経験することを認めている。「それまで禁じていた食べ物に惹かれるかもしれません。それまで 食べ物だと考えてきたからです。「禁止されていた食べ物への欲求はなくならないかもしれませんが、やがて他の食べ物への欲求が生まれてバランスが取れるようになります」相変わらずポテトチップスとケーキを食べたくなる時もあれば、フルーツと野菜を食べたくなる時もやってくる。

そのバランスこそが健康だと彼女は言う。赤ちゃんの頃のように、本能的に身体が必要とする栄養を摂取し、必要なだけ食べ物を消費する。しかもそれを楽しむことができるのだ。

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