ランニングシューズの選び方

購入ガイド

このスニーカーで、最高の走りを実現しよう。

最終更新日:2024年6月24日
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ランニングシューズの選び方

適切なシューズを履いていれば、空を飛ぶように走ることができる。 理想的なシューズは保護、サポート、衝撃吸収、エネルギーリターンの各性能に優れ、パフォーマンスの向上とけがのリスクの低減にも有効だ。 ここでは、ランニングシューズを構成するパーツの概要、優先すべき主要な機能、Nikeの購入ガイドをご紹介。参考にして、自分にぴったりのシューズを見つけよう。 成功のコツは、快適さとフィット感を何よりも重視することだ。

ランニングシューズの構造

ランニングシューズの各パーツを確認するときは、つま先、足、足首が快適であるかという点に着目しよう。 ずれたり、きつすぎたりするものは避けた方がよい。

  • アッパー:シューズの上部は軽量で通気性が高く、摩擦やたるみ、突っ張りを感じないものを選ぼう。
  • トゥボックス:足の指を楽に曲げ伸ばしできるように、つま先部分にはゆとりが必要だ。
  • サドル:アッパーの一部でシューレースの下にあり、足のずれを防止する。
  • ヒールドロップ(ヒールカウンター):足の後部内側にある半硬質のカップで、かかとを中央に固定して支える。 サポート性のあるランニングシューズでこの機能を確認しよう。
  • ソックライナー(インソール):クッション性を発揮し、足裏をサポートするフォームインサートで、取り外せることが多い。
  • アンクルカラー:アッパーの一部でかかとのずれを防ぎ、足首をサポートする場合もある。
  • アウトソール:ソールの一番下のレイヤーで耐久性に優れ、トレッドによりトラクションを発揮する。
  • ミッドソール:アウトソールとアッパーの間に配置されるフォームのレイヤー。衝撃を和らげて快適な履き心地を提供し、踏み出す足をサポートする。

考慮すべき機能

シューズ探しでは、次のポイントに特に注意しよう。

ランニングコースの路面
Nikeのランニングフットウェア部門でプロダクトラインマネージャーを務めるアンドリュー・バンバローは、自分が走る路面に合ったシューズを選ぶよう勧めている。 長距離トラック、道路、トレッドミルを走るなら、耐久性とクッショニングを備えたロードランニングシューズを試してみよう。 オフロードを走る場合は、トラクションと耐久性が強化されたトレイルランニングシューズがおすすめ。 レーシングシューズはさらに特殊な構造で、軽量化によりスピードを追求しているが、耐久性や衝撃吸収性の面では劣っている。

ヒールと前足部のクッショニング
「Nikeのランニングシューズはどれも、前足部とヒールの両方にクッショニングを備えています」とバンバローは説明する。 ヒールのクッショニングは、快適な履き心地を提供するだけでなく、かかとから着地するときの衝撃を最小限に抑えるのにも役立つ。 足の前方は、ランニング中に吸収する衝撃がかかとよりも大きいため、前足部のクッショニングは極めて重要だ。 反発力のあるクッショニングを全体的に搭載したシューズなら、衝撃を吸収して快適、しかもエネルギーリターンと弾むような感覚も期待できる。

Nikeのロードランニングシューズのクッショニングには、「高反発」「最高レベル」「サポート性」の3つのカテゴリーがある。バンバローは、自分のニーズに合ったクッショニングのスニーカーを選んでほしいと言う。 高反発クッショニングはエネルギーリターンを重視しているのに対して、最高レベルクッショニングは快適性に焦点を合わせている。サポート性クッショニングが追求するのは安定性だ。 オーバープロネーションのランナーや、変形性関節症など足に何らかの症状がある人は、サポート性クッショニングのシューズを検討しよう。

シューズの適切なフィット感とは

「ランニングシューズは、親指とシューズ先端の間に親指の幅ほどの余裕があるサイズに合わせて作られています」とバンバローは説明する。 しかし「ランナーの好みは、一人ひとり微妙に違うかもしれません」とも言う。

どのランニングシューズを購入するべき?

ロードランニングとトレイルランニング用としてバンバローが選んだ候補は以下のとおりだ。 ロードレーシングシューズはこちらのおすすめを試してみよう。

ランニングシューズの選び方

よくある質問

けがを減らすために特に重要なランニングシューズの機能とは?

Nike Sports Research Labの研究者は、ランナーを観察して集めたデータをもとに、快適性とクッショニングが鍵となることを発見した。 クッショニングのレベルは個人の好みに合わせて選べばよい。

ランニングシューズを試着するときのコツは?
  • アメリカ国立衛生研究所によると、足のむくみは、一日の中で時間と共に強くなる傾向があるため、午後または夜に店舗に行くのがおすすめだ。 朝はちょうどよいフィット感だったとしても、数時間後にはきつくなってしまうかもしれない。
  • ランニングソックスと中敷きを持参し、シューズがどちらにも合うことを確認しよう。
  • 何足か試着して、どのシューズでも店内を軽く走ってテストする。
  • 最後に、フィット感が強すぎるシューズは避けること。きつすぎると足の爪が欠けたり、黒く変色したりする可能性がある
ランニングシューズの交換頻度は?

一般的な目安として、使用距離約500~800kmごとに交換するのが望ましい。 シューズの購入日を記録しておくなら、カレンダーに日付をメモしておこう。

文:ディナ・チェイニー

公開日:2024年6月20日

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