次のランにぴったりのシューズを選ぶには

製品ガイド

パフォーマンスを高める最適なランニングシューズを選ぶコツは、快適なフィット感を見つけること。

最終更新日:2021年11月29日
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次のランにぴったりのシューズを見つけよう:購入のヒント

自分に合ったシューズがあれば、飛んでいるかのような走りを体感できる。しっかりと足を保護して衝撃を吸収し、サポート性、反発力に優れたシューズは、ランニングの目標達成をサポートするのだ。

適切な一足を選べば、パフォーマンスを上げ、けがのリスクを下げることもできる。反対に、きちんとフィットしないシューズやニーズに合わないシューズを選んでしまうと、一歩一歩が苦痛になるだろう。

最適なシューズの条件は人によってさまざまなので、納得の一足を選ぶのは簡単とは言い切れない。スタイルもフィット感も千差万別。選択肢を絞り込むにはコツがいる。それをご紹介しよう。

何よりも快適であること

最高のランニングシューズとは、どこまでも快適だと感じられる一足。でも、ちょっと試着してみただけでは、長距離ランで快適さがずっと続くかどうかまではわからない。

快適さを確認するときは、足の部分ごとに感覚をチェックしよう。シューズの各パーツは、次のようにフィット感に影響する。

アッパー

アッパーは、ソールより上の部分。自分の足の形に似ていて、擦れたり引っかかったりしないアッパーを選ぼう。革命的なNike Flyknitアッパーは、軽量ながらサポート性に優れているうえ、製造工程の廃棄物を60%削減している。

トゥボックス

足に不快感を与えないトゥボックスを選ぼう。つま先とトゥボックスの間に余裕があって、足の指を楽に曲げたり広げたりでき、つま先部分がきつくないものがよい。

サドル

サドルは、シューレースがある部分。足のずれを防止し、しっかりと固定する。足を動かしたときに、土踏まずの部分がきつすぎず、足をサポートするサドルを選ぼう。

ミッドソール

ミッドソールは、衝撃を吸収する役割を持つ。重くなりすぎず、快適に感じるミッドソールがおすすめ。ミッドソールは柔らかすぎても固すぎてもよくないので、いろいろ試して適度なものを見つけよう。

アウトソール

アウトソールは、丈夫な靴底部分。靴底の形が自分の足裏の形に似ていて、安定感のあるものを選ぼう。よく走る路面に合った適切なトラクションを生み出すトレッドがあり、無駄に固かったり重かったりしないこともチェック。耐久性と柔軟性のバランスが取れたものがおすすめ。

ヒールドロップ

ヒールカウンター(ヒールドロップ)は、かかと部分でアッパーをシューライナーにつなげている素材。かかとの高さと母指球の高さは、ストライドに影響する。歩いたり走ったりして履き心地をチェックしよう。足の特定の部分に負荷をかけるシューズは避けたい。

ソックライナー

ソックライナーは、快適さを高めるためにシューズに挿入されている。シューズを履いたときに感じる柔らかさやサポート性を左右する。ほとんどのシューズでは、取り外したり、装具に交換することができる。履いた直後の感覚に頼るのではなく、走っているときの履き心地をチェックしよう。

履き口

履き口は、シューズに足を入れる部分。上質な履き口は、アキレス腱辺りで滑ったり擦れたりせず、足首に快適にフィットする。アキレス腱辺りは不快になりがちなので、ランで試し履きした際は注意を払おう。

けがのリスクを減らす

ランニングシューズを選ぶときに重要なのは、けがの防止を考えること。シューズのデザインや使われている素材によって、ランニング中に優れたクッション性を得られるかどうかが決まる。けがのリスクを減らせるかどうかを判断するには、サポート性のレベルを確認しよう。

以前は、モーションコントロールシューズはプロネーションに対応するのに最適と考えられていた。プロネーションとは、着地する足が内側に向かう自然な動き。残念ながら、このタイプのシューズではこれまでランニング時のけがの発生率が減ることはなかった。

Nikeスポーツ研究所(NSRL)の科学者は、実際のランナーから集めたデータをもとに、シンプルな解決策を発見。けがを減らす鍵は、クッショニングと快適性であることがわかったのだ。

当然ながら、クッショニングを強化すると、大型でフォームを大量に使用したシューズになりかねない。NSRLはこの問題を避けるために、ロッキングチェアのような独自の形状を開発して、かかとからつま先へのスムーズな体重移動を実現。また、つま先とかかとのベースを幅広にして、安定性を強化した。

けがのリスクを減らすには、クッショニングに優れた快適なフィット感のシューズを選ぼう。それに加えて、ランニングの経験や目標に応じてランニングプログラムに変化をつけることもおすすめだ。

自分のランにぴったりのシューズ

次に履くランニングシューズを選ぶときは、走る距離と環境を考えよう。

次のランにぴったりのシューズを見つけよう:購入のヒント

普段使いのランニングシューズ

普段使いのシューズは、毎日のランニングやトレーニング、ジョギング向けにデザインされている。耐久性の高い作りで、長距離でも衝撃を吸収するクッショニングを備えている。街中やランニングマシンで長距離を走るのに最適だ。

次のランにぴったりのシューズを見つけよう:購入のヒント

レース用シューズ

レース用シューズは、レースで記録を更新するための軽量ランニングシューズ。推進力と空気力学を応用した作りでスピードを重視したものだ。ただし、普段使いのランニングシューズに比べると長距離安定感や衝撃吸収力は落ちる。

次のランにぴったりのシューズを見つけよう:購入のヒント

トレイルランニングシューズ

高いトラクションを発揮するトレイルランニングシューズは、悪天候にも対応できるよう耐久性が強化されている。泥道や岩場を走るトレイルランナーに最適だ。

押さえておきたい6つのポイント

  1. 自分のサイズをしっかり確認する:シューズによってサイズが異なることがある。足のサイズを測り、ぴったりフィットするサイズをサイズ表で確認しよう。
  2. ハーフサイズ上の大きさを選ぶ:サイズの選択で迷っているなら、ハーフサイズ上の大きさがおすすめ。
  3. 夕方に選ぶ:足は日中に、徐々にむくんでいくので、朝にはちょうどよかったシューズが夕方にはきつく感じることがある。ぴったりフィットするシューズを見つけるなら、午後5時以降に選ぶといいだろう。
  4. ランニングソックスを履いて試す:ランで履こうと思っているのと同じ速乾ランニングソックスを履いて、フィット感をしっかり確かめよう。
  5. ランで試し履きする:必ず、何足か試しに履いて走ってみてから、最適な一足を決める。Nikeストアでは、実際に履いてストアの周りを走って履き心地を確かめることができる。
  6. スタイルは最後にする:スタイリッシュなランニングシューズを履くと、自信がさらに高まる。でも、スタイルよりもフィット感と快適さを優先しよう。選択肢を絞り込んで、これだと思うシューズを何足か見つけたら、その中から外観的に一番自分の好みに合う一足を選ぶ。

最適なフィット感を見つける方法をさらに詳しく知りたいなら、Nikeのランニングシューズガイドをチェック。

次のランにぴったりのシューズを見つけよう:購入のヒント

購入に関するよくある質問

新しいランニングシューズはマラソンの何日ぐらい前に購入するべき?

マラソンを走る2週間前までに新しいランニングシューズを履き始めて、履き慣らしていこう。一番大事なのは、レース当日よりも前に、一度は新しいシューズで長距離を走っておくこと。

どのサイズのランニングシューズを購入すればよいか?

サイズはブランドによってさまざま。オンラインで購入する場合は、自分の足のサイズを測り、ブランドのサイズ表を確認しよう。実店舗で購入する場合は、いくつかのサイズを試して、ぴったりフィットするサイズを見つけよう。足中央部とかかと部分はしっかりフィットし、トゥボックスに余裕があるものを選ぶ。左右の足でサイズが異なる場合は、大きい方のサイズに合わせるのがベスト。

ランニングシューズは何足あればよいか?

1足だけでも問題ないが、2足以上持っていると、いくつかのメリットがある。反復動作はけがにつながる恐れがあるため、数足のランニングシューズをローテーションして履くとけがのリスクを減らすことができる。また、さまざまな地形を走る場合は、環境に応じて複数足のシューズを用意する必要がある。アスリートの中には、レースには軽量シューズを履き、普段のランニングには耐久性の高いシューズを履いている人もいる。

ランニングシューズの走行距離は?

一般的なランニングシューズの寿命は約500-800km。ランの頻度によっては、3か月ごとに交換が必要になることもある。ミッドソールにしわが寄ったり、トレッドがすり減ったりというのは、目に見えるシューズ交換のサイン。購入時と比べてシューズの履き心地やフィット感が変わった場合も、交換のタイミングだ。Nike Run Clubアプリでは、シューズをタグ付けして実際の走行距離を記録していくことができる。

さらに詳しく:ランニングシューズの歴史を簡単に振り返る

初期のランニングシューズは、革靴のような外観にスパイクを付けてトラクションを高めたものだった。加硫処理でゴムと布を圧着する製法が確立され、ラバーソールが登場すると、ランニングシューズの世界は一変。

Nikeの共同創業者であり、オレゴン大学で陸上競技のコーチを長年務めたビル・バウワーマンは、Nike創業当初のイノベーター。トラクションを高めるために、初めてワッフルパターンのラバーソールを実験的に取り入れた一人だ。1970年代には、足病医と科学者がシューズのデザインを重視するようになり、シューズはさらに発展していった。

次のランにぴったりのシューズを見つけよう:購入のヒント

ビル・バウワーマンは、初期のスパイク式ランニングシューズを調査。

最初に、土踏まずの高さとプロネーションに基づいてランニングシューズを選ぶべきという考えが一般に広まる。何十年も、ランナーは足の形を分析した結果に基づいてシューズを選ぶようアドバイスされていた。しかし、調査が進むにつれて、プロネーションはランナーのけがのリスクを高めていなかったことが判明し、ランニングシューズで矯正する必要がなくなった。

21世紀に入ると、裸足でのランニングがアスリートにとって最も快適という考えが広がる。ミニマル志向のランニングシューズが大ブーム。しかし研究により、シューズのクッショニング量は、足にかかるエネルギーの速度、つまりけがなどのリスクを生むエネルギーには影響しないことが明らかとなり、ブームは終わった。

実のところ、ランナーはシューズに応じて自然にストライドを調節する傾向にある。シューズからクッショニングを得られなければ、前足部で着地するように調節して、ふくらはぎとアキレス腱の衝撃を吸収する。

近年は、NSRLのNike研究者が、世界中のアスリートから集めた膨大なデータに基づいて、ランニングパターンを調べ、けがの防止に最適なランニングシューズについて調査をしている。最近の研究結果によると、ランニングシューズで最も重要なのはクッショニングと快適性であることが判明。

これはあなたの走り方にとってどのような意味を持つだろう?つまり、プロネーションや足の回転の状態が痛みにつながるほど酷くない限り、シューズを選ぶときに自分の走り方について考えすぎる必要はないということ。シューズを試し履きするときは、少し走ってみて、履き心地を意識してみよう。

公開日:2021年8月27日

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