ランニングシューズのフィット感を確かめるには:選ぶときのチェックポイント

    購入ガイド

    ランニングシューズによってはきついと感じたり、靴ずれを起こしたりする場合もあるが、フィットする一足を選べば、ゴールまで快適にサポートしてくれる。 ランニングシューズがぴったりフィットしているかどうか確認する方法を解説しよう。

    最終更新日:2023年1月4日
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    ランニングシューズのフィットとは

    ランニングシューズと一口に言ってもスタイルやカラーは千差万別で、使われている素材もさまざまだ。 しかし、自分に適したランニングシューズを選ぶ際に着目するべきポイントはただ一つ。フィット感だ。

    Journal of Foot and Ankle Researchに2018年7月に掲載された記事によれば、適切にフィットするシューズを履いていない人は最大で72%にのぼり、これが足に痛みや障害を引き起こす原因になっているという。 フィットするシューズを履けば問題ないが、そうでない場合は別のシューズを試すべきだ。 そこで、最適にフィットしているかどうか確かめるためのヒントを紹介しよう。

    かかとからつま先までの長さを測る

    最後に足の幅や長さを測ってシューズのサイズ表と照らし合わせたのはいつだったか覚えているだろうか。 オンラインで購入する場合は特に、現在の足のサイズを今一度確認したほうがよい。

    かかとからつま先までの長さを測るには、まず紙の上に立ち、全体重をかけた状態で、鉛筆で足の輪郭をなぞって描く。 そして、描いた輪郭のかかとの端中央から最も長い足指の先端までメジャーで長さを測る。 下のサイズ表を参照して、自分のサイズを確認しよう。

    ランニングシューズのフィットとは

    足幅を測る

    足幅にも要注意。ランニングシューズの快適さを左右する要素のひとつだ。 描いた足の輪郭で最も幅の広い部分の長さを測り、 下の表と照らし合わせてみよう。

    ランニングシューズのフィットとは

    ブランドによってはサイズ表が標準とは異なる場合があるため、オンラインで購入する際はウェブサイトで確認すること。 左右の足で長さや幅が異なる場合は、大きいほうの足に合うサイズを選ぶとよい。 また、サイズの選択で迷っているなら、ハーフサイズ上のシューズを選ぼう。

    試しに走ってみる

    ストアでランニングシューズを試着しようと思っている場合は、実際のランニングで着用する速乾ランニングソックスを履いて行こう。ソックスはシューズのフィット感に影響する。

    また、足は日中にかけて徐々にむくんでいくので、シューズは夕方以降に選ぶのがおすすめだ。 仕事の後(足が最もむくみがちな時間帯)にストアに行って、何足か試着するとよい。

    ただし、シューズに初めて足を入れたときの履き心地は当てにならない。必ず、ランニングマシンやストア周辺の歩道で試しに走ってみよう。 走ってみると、そのシューズがどの程度快適にフィットするかよくわかる。

    そのうちなじんだり、伸びたりして快適に履けるようになるなどと期待してはいけない。 足を入れた瞬間からフィットするシューズを選ぶことが大切だ。

    チェックするべき8つのポイント

    たいていのシューズは、適切にフィットしているかどうかすぐに判断できる。 しかし、2足の間で選択に迷った場合は、シューズのパーツごとに足の感覚をチェックしよう。

    1. アッパーは、自分の足の形に似ていて、擦れたり引っかかったりしないものを選ぼう。 Nike Flyknitアッパーは、軽量ながらサポート性に優れているうえ、柔らかく快適な肌触りが特徴だ。
    2. トゥボックスのフィット感も確かめよう。足の指を曲げたり広げたりできるかどうか確認すること。 つま先に1センチ程度のゆとりがあるものがよい。
    3. サドルは、踏み出したときに土踏まずの周辺が締め付けられたり足が引っかかったりすることなく、足のずれを防止するものを選ぼう。
    4. ミッドソールは、重さと硬さに注意しよう。 クッショニングの量が適切で、走っているときに重すぎると感じないシューズがおすすめだ。
    5. アウトソールは、自分の足裏の形になるべく近いものを選ぼう。 耐久性が高く、よく走る路面でトラクションを発揮すること、また足を保護してくれるうえに、柔軟性もあり、自由な動きを妨げないことがポイントだ。
    6. ヒールドロップ(ランニングシューズのかかと部分と母指球部分の高低差)は、ストライドに影響する。 足の特定の部分に余分な負荷がかからないシューズを選ぼう。
    7. ソックライナーは、シューズを履いたときに心地よく感じるかどうかが重要。しかし、フィット感を判断するときは、その初めの感覚に頼ってはいけない。必ず試しに走ってみよう。
    8. 適切にフィットしていないシューズを履くと、履き口に当たる足の部分にまめができる可能性がある。 踏み出したときに足が抜けたり、アキレス腱が擦れたりしないランニングシューズを選びたい。

    シューズをローテーションして使う

    Scandinavian Journal of Medicine and Science in Sportsに2015年2月に掲載された研究論文によると、複数のランニングシューズを交互に使うと怪我のリスクを39%減らせるそうだ。

    足への衝撃のかかり方がシューズによって異なることが関係しているのではないかと、研究者たちは推測している。 ランニングは反復運動であるため、シューズを変えることで、足の一定の部分が衝撃を受け続けることを防ぐというのは納得できる。

    ただし、どのランニングシューズも足にぴったりフィットすることを必ず確認しておこう。

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