っている時間を減らそう

コーチングと食事
最終更新日:2020年5月21日

By ライアン・フラハーティ

座っている時間を減らそう

このシンプルなストレッチで、長時間座っていることで体が受ける影響を和らげよう。

日常的に運動を楽しむアスリートからプロのアスリートまで、僕がトレーニングを担当するほぼ全員が、長時間座って過ごした結果として大臀筋と腰に問題を抱えている。数千年を掛けて人間の体がどのように作られ、使われてきたかを考えてみよう。食料を求めて一日中動き回るために作られ、使われてきた。だが、現在はこれまで以上に多くの時間を座って過ごしている。それで体に問題が生じても何ら不思議ではない。

長時間座って過ごすことによる影響を和らげるには、柔軟性をキープするうえで重要な部分の可動域を高めることが最善策だ。毎晩、このストレッチのルーチンを20分かけて取り組んでみよう。

  1. 胸筋。
    座っていると、肩を丸めて前かがみになりやすいため、胸筋がこわばってしまう。そんな時は、ドアを使ってストレッチ。両手を肩の高さまで横に上げてドアの枠を持ち、そのまま前に歩く。体が手より前に出たら、胸を大きく引き上げる。
  2. 股関節屈筋。
    座った姿勢では、股関節屈筋が縮んでいる。ランジの姿勢とまっすぐな背中(前かがみにもせず、後ろにも反らせない状態)をキープして、股関節をストレッチ。
  3. ハムストリング。
    デスク、車、ソファーで長時間過ごすと、ハムストリングもこわばってくる。横になって床に背中を付けたら、上げた両脚を壁に付けてストレッチ。

「このような3つのストレッチを毎日実践するなど、健康的な新しい習慣を身に付けるには、現在の習慣に関連付けて行うことが最も効果的だという調査結果が出ている」

ライアン・フラハーティ

このような3つのストレッチを毎日実践するなど、健康的な新しい習慣を身に付けるには、現在の習慣に関連付けて行うことが最も効果的だという調査結果が出ている。たとえば、夜テレビを見る時は、ただソファーに座っているのではなく、立ち上がって、上で紹介したストレッチで体への負担を減らそう。習慣化すれば、体の凝りが和らぎ、可動域の向上を実感できるはずだ。

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公開日:2020年4月9日