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デザイン誕生まで

エア フォース 1
Nike Airテクノロジーを搭載した初のコート用シューズとして登場して以来、大きく進化を遂げてきたAir Force 1。その後何年にもわたり、ブルース・キルゴアの先進的なデザインはコートだけでなくポップカルチャーにおけるNike Basketballフットウェアの基盤となった。誕生から30年以上が経った今、文化的現象を巻き起こした揺るぎないステータスを称え、自らのデザインルーツに立ち返ったAir Force 1が登場する。「Nike Airを採用したバスケットボールシューズの第1号だった」と説明するのは、Nike Sportswear Global Footwear Productのディレクターを務めるダスティン・トリバー。「進化はここから始まった。ボルチモアの販売業者3社が参画して、優れたバスケットボールシューズである以上に、ストリート向けのシューズに育っていったんだ」
コートとカルチャーを席巻したシューズの原点に立ち返ることは、オリジナルモデルに採用されたひとつひとつのパーツにこだわることも意味する。Nike Sportswearの場合、開発プロセスは通常と逆方向に進んだ。「最初に変えたのは、いちばん変えにくい要素。つまり足型だった。まずアッパーの形状を決める足型を再検討したんだ」とトリバーが解説する。トリバーとチームが目指したのは、オリジナルのパターンシェルまで遡って現在のシルエットと比較し、初期AF1のすっきりとした形状を復活させることだった。
Air Force 1のルーツに戻ることは、上質なレザーに戻ること。より自然なしわが、そのレザーに刻まれることも意味する。「使うほどに味が出る、高品質な野球グローブのようにね。そんな体験をファンに提供したかったんだ」とトリバーは語る。
Air Force 1のリメイクには、伝説的なSwooshロゴを修正するプロセスも含まれていた。Nikeのアーカイブを徹底的に調べるうち、トリバーのチームはロゴ自体の形状にわずかな違いがあることにも気付く。「Nike BlazerやAir Force 1のようなシューズに関わることで、企業の歴史を深く理解する機会に恵まれた。そして、当時のSwooshロゴには厳密な一貫性がないこともわかったんだ」。最終的にチームは、1983年のエア フォース 1に使われていた、現在とは異なるレトロなスタイルのSwooshロゴを採用した。
新しいエア フォース 1 レトロを見ると、1983年のAF1モデルと同じように、ヒールのオーバーレイがないことに気づくだろう。Air Force 1が現在のようなカルチャーアイコンになるにつれ、ヒールのフォクシングは、異なる素材やカラーブロックを採用できるオーバーレイへと変化していく。
「この決断のおかげで、Air Force 1には1800種類を超えるカラーウェイが誕生した。これが1枚の大きなレザーのままなら、カラーブロッキングのオプションは限られていたはず。ただし、このプロジェクトでは、Air Force 1の原点に近づけることが目標だったんだ」。