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デザイン誕生まで

エアマックス 1/97 SW
Nikeが未来のNike Airをデザインするべく、12名のアーティストを招集したのは昨年のこと。彼ら革命の担い手たちが驚くべきシューズのデザインを完成させ、一般公開後の投票で2018年のAir Max Dayに発売するシューズを選出した。見事に優勝を勝ち取ったのは、エア マックス 97のアッパーにエア マックス 1のアウトソールとミッドソールを融合させたショーン・ウェザースプーンのデザイン。マルチカラーのコーデュロイ素材を使ったアッパーは、ビンテージのNikeキャップをヒントにした。親しい友人たちとのブレインストーミングも製作に大きな役割を果たしたと明かしている。
ビンテージショップを経営するショーンは、ある晩に仲間たちを呼び集めて、ピザを囲みながら意見交換をした。「できるだけ多くの意見を聞いておきたかった。いろんなタイプのスニーカーマニア、コレクター、消費者から意見を聞いて、それぞれに異なったスタイルを検討したいと思ったんだ」と振り返るショーン。出されたアイデアは、友人がすべてスケッチして記録。つま先近くに小さなSwooshを配置する発想もそこから生まれた。「このアイデアは、その場にいた全員が賛成だったよ」とショーンは言う。シューズのカラーはブラウンを起点にして、それにマッチするグリーンやパープルなどを検討した。でも最終的に選ばれたのはパステルカラー。話し合いを進めながら、ショーンは無意識のうちに自分の定番スタイルである白のTシャツに合う色を求めていたのだ。
「店で働く仲間に言われたんだ。お前の履いてるシューズは、ビンテージの白いTシャツに合うやつばっかりだよなって。パステルカラーはイースターっぽくなるという意見もあったけど、どうしても使ってみたかった。まずは落ち着いたイエローから始めてみようと思ったんだ」とショーンは明かす。80年代と90年代に発売されたNikeのビンテージスニーカーやウインドブレーカーもカラーのヒントになった。シューズのインソールには、ビンテージの “Have a Nike Day” Tシャツに使われたスマイリーフェイスをプリント。左足のシュータンには波のパッチがあしらわれた。「シューズに足を入れるとき、笑顔で迎え入れてくれるのが見えたら嬉しいだろう?」とショーンは語る。
このミーティングでは、オリジナルバージョンのエア マックス 97、エア マックス 1、エア マックス 90についても意見が交わされた。「エア マックス 97は、ずっとお気に入りのシューズ。360度のソールとグラデーションカラーのアッパーが好きなんだ。だからエア マックス 1のソールとエア マックス 90 ‘Infrared’ のバブルを組み合わせたくなった」と説明するショーン。さりげないながらも重要なディテールは、ヒールに施された「VA → LA」の刺繍だ。これは自分のルーツであるバージニア州リッチモンドと、移り住んだカリフォルニア州ロサンゼルスを表現しているのだとショーンは言う。「シューズをデザインしながら、自分の懐かしい思い出から新しいものを生み出そうと考えていた。自分らしさがあって、自然に生まれた感じ。見ればわかるように、特別なシューズなんだ」
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