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サイラス・アドラーがデザインするFRI.day

Sneak Peek

2002年にデンマーク・コペンハーゲンで創設されたSoullandは、スケートボードカルチャーのクリエイティブな精神にヒントを得た北欧ブランド。職人技に深く根ざしたデザイン理念と美学に基づき、ワンランク上のベーシックウェアと時代を超越したメンズウェアを生み出すことを目標としている。創設後、Soullandとその現代ファッションに対する先進的なビジョンが具体化し始めると、ブランドは急速に拡大。今回は、Soullandの共同創設者でクリエイティブディレクターのサイラス・アドラーに、Soullandの歴史と哲学、個人的に受けた影響について話を聞いた。

「底辺からの出発」は、スタートアップ企業にありがちな物語だが、Soullandの創設時も例外ではない。サイラスにとって、このブランドは自分の独創性を表現するという大きな夢でありチャンスだった。そのルーツには、間違いなくスケートボードの存在があるという。スケートボーダーの粘り強さとユニークな世界観について、サイラスは語り出す。「スケートボードから得た哲学が、僕の羅針盤になった。スケーティングを始めた11歳の時から変わっていない。挑戦し続けることの大切さは、スケートボードが教えてくれた」。この哲学は、現在までサイラスの日常生活とクリエイティブな作業に活かされている。

サイラスの独創的なビジョンにより、Soullandは創設後すぐにコペンハーゲンで確固たる地位を築いた。その人気は今も世界中に広がっている。ブランドの成功について尋ねると、サイラスはこう答えた。「成功という観点で、現在の自分の立ち位置を定義するのは難しい。舞台裏ではいつも本当に多くのことが起きているし、ブランドの経営は浮き沈みの連続だからね。変化や進化し続けることが多いから、それに伴って僕の世界に対する物の見方も変わっていると思う」。直感を大事にしているというサイラスは、クリエイティブな分野を目指している若者にアドバイスも寄せてくれた。「違和感を大切にしてほしい。しっくりこないときは、実際に何かが間違っていることが多いから」

Nike SBとSoullandのコラボレーションによるFRI.dayプロジェクトは、コペンハーゲンの活気に満ちた金曜日の夜をイメージしている。これまでもコストン 1、コストン 3 ハイパーフィール、ダンク HIGHをユニークなスタイルにアレンジしてきたSoulland。3回目のコラボとなる今回、白羽の矢を立てたのはナイキ SB ブレーザーだ。「お気に入りのスケートボードシューズの1つなんだ。ここ2、3年ほどGT ブレーザーを履いてスケーティングしているし、そもそもNikeの定番シューズでもある。SBのアイコンだけでなく、歴史的なNikeのアイコンをベースにしたら面白そうだと思ったんだ。スペースの多いブレーザーは、まっさらなキャンバスのようでやりがいもある。とことん既成概念に挑みたいけど、やりすぎても失敗する。でも結果的に、かなりクレイジーな仕上がりになったと思うよ」。まさに反骨心を秘めたスケーターらしい発言だ。「僕はただ一日一日を大事に生きて、できる限り楽しみたいと思ってるんだ」

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