
DIAMOND DUNK
デザイン誕生まで
ダイヤモンド・サプライ・カンパニーは、スケートボード用のハードウェアショップとして 1998年に誕生し、20年後には最も敬愛されるスケート・ライフスタイルブランドの一つとなった。 設立者ニコラス・ターシェイの指揮の下、ダイヤモンド・サプライ・カンパニーは以降多くのサブカルチャーへと進出。2005年には、「Diamond Dunk(ダイヤモンド ダンク)」として知られるSB ダンク LOWを手がけ、スニーカー界でも広く評判となった。2018年の今、同ブランドは20周年を記念し、名高いスニーカーのバージョン3を新たに発表する。
新しいデザインの着想は、昨年ダイヤモンド・サプライ・カンパニーがComplexConへ参加したことから始まった。ダイヤモンドダンクへ敬意を表す展示を行ったのだ。「プレキシグラスで小さなランプを作ってシューズを置き、ナイキSB、2005年のオリジナルのダイヤモンド ダンク、2013年のダイヤモンド ダンク ハイ トップに敬意を表した」、とターシェイは話す。

この革新的な展示がきっかけとなり、Nike SB チームとターシェイは20周年の一環として、このダイヤモンド ダンクのストーリーを展開させることを決めた。ターシェイにとって、アイディアは至ってシンプルだ。「ダイヤモンドブルーのカラーウェイはもうやったので、白のダイヤモンド、カナリアイエローのダイヤモンド、黒のダイヤモンドをやりたいと思った。クロコダイルやレザーなど同じ素材を使い、シルバープラチナカラーのスウッシュを取り入れたんだ」

最終的にスウッシュは取り外し可能な作りとなり、その下にはブランドの象徴的なダイヤモンドブルーの素材が用いられた。「どこにもオリジナルのダイヤモンドブルーのカラーが使われていなかったので、スウッシュの下にダイヤモンドブルーを潜ませるのは面白いアイディアだと思ったんだ」 このデザインには、もう一つかかとの部分にも発見の楽しみがある。ブランドへのさらなる敬意を表して、左右両方のヒールタブの下にダイヤモンドのブランディングが施されている。

この記念すべき瞬間に、ターシェイは今でも一人のナイキファンとして思いを馳せている。
「ナイキは大好きなシューズブランドなので、本当に嬉しい。私は、ナイキのコレクターだからね」

まず最初に、カナリア イエロー ダイヤモンド ダンクは、その大半が友人・家族限定で販売され、限られた少量だけがComplexConにも並んだ。続くホワイト ダイヤモンドは、スケートショップ限定で販売された。そして2018年11月10日、SB ダンク LOW プロ DIAMONDは、SNKRSで発売となる。