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デザイン誕生まで
リアクト エレメント 87
Nikeのクラシックなシューズの多くは、「ランニングとウォーキングをもっと快適なものにしたい」というシンプルな願いから誕生した。ナイキ リアクト エレメント 87もそんな思いから生まれた一足だ。このシューズの幾何学的なデザインには、一般アスリートから得たデータが活用されている。
シューズの開発にあたって最初に取り組んだのは、日常的に歩く機会の多い個人を対象としたプレッシャーマップの分析。このマップにより、通勤や通学、買い物、雑務などで足が最も疲労するポイントを特定できる。そして、デザイナーがそのデータに基づき、ランニングシューズのソールにドリルで穴を開ける。この作業をNike Reactフォームでも繰り返し、快適性を強化したのだ。
シューズの開発にあたって最初に取り組んだのは、日常的に歩く機会の多い個人を対象としたプレッシャーマップの分析。このマップにより、通勤や通学、買い物、雑務などで足が最も疲労するポイントを特定できる。そして、デザイナーがそのデータに基づき、ランニングシューズのソールにドリルで穴を開ける。この作業をNike Reactフォームでも繰り返し、快適性を強化したのだ。
プレッシャーマップが効果を上げたのは、シューズの履き心地だけではない。波のように弧を描くマップの模様は、それだけでクールなデザインといえる。Nike Sportswearのイノベーションデザイナーであるダリル・マシューズは、この模様を用いてアルゴリズムパターンを開発。動きに呼応する曲線的なデボス加工を施し、アウトソールへの応用を可能にした。
「このデータを受け取ったあと、2日間スケッチに取り組んだよ」ダリルは振り返る。「プロセス全体が基本に立ち返るための訓練のようだった。最先端のコンピュータデザインの力を活用しながら、見た目も履き心地も良いシューズを生み出すための新しい方法を模索したんだ」
シューズの形状と素材に関してダリルが参考にしたのは、1983年[1]に登場したオリジナルバージョンのナイキ インターナショナリストのシュータン、つま先部分、ヒールクリップ。また、昨年登場したズーム フライ SPのアッパーに使われたトランスルーセントのテキスタイルと非対称のシュータンからもヒントを得ている。これらをスエード素材のアクセント、Nike Reactロゴ、ラバーのアウトソールポッドと組み合わせ、クラシックと最先端の交差を表現。シューズにパフォーマンスを重視した力強い印象が生まれた。
「人目を引くのは、シューズが層になっているからなんだ」ダリルは語る。「これはフラットなシューズじゃない。それに、着用するソックスによって見え方が変わってくる。Nikeが初めてAirバッグを露出させたときと似ているけど、今はシューズの内側も見せられるようになったからね」
「人目を引くのは、シューズが層になっているからなんだ」ダリルは語る。「これはフラットなシューズじゃない。それに、着用するソックスによって見え方が変わってくる。Nikeが初めてAirバッグを露出させたときと似ているけど、今はシューズの内側も見せられるようになったからね」