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デザイン誕生まで

カイリー 2 ‘WHAT THE’
カイリー・アービングのシグネチャーフットウェアのシリーズが誕生してから、2シーズンが経った。この短い期間で、カイリーはコートで数々のストーリーを生み出し、彼のシグネチャーシューズがそれらを形にしてきた。最も印象的なシーズンを表現するため、カイリー 2のシグネチャーシューズには、クラシックな ‘What The’のアイデアを新たに解釈したデザインが採用されることになった。「‘What The’のテーマは、すでに他のモデルで何度か使われているから、このシューズには意外性のあるアレンジを取り入れようという話になった」Nike Basketballのデザインディレクターであるレオ・チャンは説明する。「シューズにペイントして、自分だけの ‘What The’ バージョンにカスタマイズしている人もいたから、 まずは、Nikeにしかできないものを作る方法から考え始めた」
そのアイデアを念頭に置き、チームはカイリーにとって初となる ‘What The’デザインを実現するための新しい方法を探し始める。それはつまり、通常のグラフィックやカラーの組み合わせ以外の方法を考えることを意味していた。「このモデルでは、モノトーンの彫刻的で立体感のあるデザインに、最小限のポップなカラーを使うことを考えていた」とチャンは語る。‘What The’のコンセプトが固まると、デザイナーのメリーヌ・ハチャトゥリアンとチームは、これらのストーリーを立体的なデザインに組み立てるタスクに取り掛かった。「カイリーのこれまでの経験と、それが彼のフットウェアやアートワークを通じてどのように表現されてきたのかを理解する必要があった」メリーヌは振り返る。「全体に複数のカラーを使って派手なシューズを作ろうとするのではなく、カイリーのストーリーを、シューズに刻まれた独特な3Dテクスチャーのグラフィックで巧みに表現することが目的だった」
‘What The’には、BHMエディションからInfernoモデルまで、カイリー 2のシリーズで使われたグラフィックがシューズ全体に採用されている。「ストラップには、彼のクロスオーバーを表現したInfernoカラーウェイモデルのグラフィックを使った。そして、クロスオーバーを表現するなら、ボールのイメージも入れようという考えになり、そこから『Kyrache』ロゴを復活させた」メリーヌは説明する。そして、お馴染みの「Kyrache」ロゴを取り入れて新しくなったInfernoグラフィックが、カイリー 2 'What The'モデルのヒール部分に刻まれた。進化したコンセプトに別の要素をプラスするべく、カイリー 2 'What The'には2つのトーナルモデルが用意された。
「すべてのストーリーとグラフィックに統一感を与えて、新しい方法で表現するため、全体を同系色で仕上げることにした」カラーデザイナーのタラ・オーニシは説明する。「グラフィックのディテールが全く新しいスタイルとイメージを生み出し、シューズ全体に独自の存在感を与えている」同系色で仕上げることで、アイデアを新たな方法で表現できるだけでなく、シリーズ初となる複数のカラーウェイが可能となった。セイルをベースとしたモデルは、カイリー 2 ‘Dream’の誕生をイメージ。グリーングローのエディションでは、’Kyrie-oke’エディションを称えている。
さらに、各カラーウェイを販売する地域を限定し、欲しいシューズを手に入れるという魅力と必要性をプラスした。「シューズをさらに特別なものにするため、セイルのカラーウェイは北米限定、グリーングローのカラーウェイはそれ以外の地域のみで販売することになった」オーニシは語る。伝説的なシーズンを記念するシューズを完成させるのは、カイリー・アービングのキャリア初となるチャンピオンリングだ。「彼の初優勝は、(アイレット上部の)1つのゴールドリングで表現した。ユニークなものにしたかったため、リングは1つだけにした」メリーヌは続ける。
‘What The’のコンセプトを進化させたこのデザインは、カイリー・アービングという優れた才能をかつてないほど称えたシューズに仕上がった。控えめな外見でありながらも、シューズの内側から外側まで、あらゆる部分に彼のストーリーが表れている。「遠くから見た場合、単色の1つのシルエットに見えるが、 近くで見ると、すべてのストーリーが盛り込まれている。これまで、シリーズの全シューズを手にしててきた人にとって、とても魅力的なモデルになっていると思う」