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「このシューズの発売には、考えていた以上に大きな意味があった。 結果的に、ゲームに色をもたらすものになったと思うよ」

「レブロン 9のオーラルヒストリーへようこそ。 1枚のスケッチから始まり、史上最もアイコニックなシルエットの1つへ。 高機能フットウェアの色、特にバスケットボールシューズのカラーに大きな変化を生み出し、スニーカーのアイコンになった一足です」

「Nike Classicsのシニアプロダクトラインマネージャー、エルネスト・メイズです。 今日は特別なゲストをお迎えしています」「こんにちは。 Nike Basketballのシニアデザイナー、ジェイソン・ピートリーです」

「レブロンのシューズとの関わりは結構長いんだよね」 「もう長い付き合いだよ。 15年ぐらいになるかな」 「そうか。 アイコニックなレブロン 7から関わってるって言ったよね。レブロン 8もすごかった」

「それで、レブロン 9に取り掛かるときは、どんな感じだったの？」
「当時はNikeからHyperFuseを使ったイノベーションがたくさん出てたから、シューズの構築方法を見直し、Flywireも取り入れる必要があった」 「なるほど」 「こうしたイノベーションは、シューズの構築や製作方法の面を根本的に 変化させた」

「それを取り入れるだけでも、シューズがレベルアップしたんだ。 HyperFuseに使われている素材は従来の素材とはまったく違っていた」 「そうだね。 まったく違う」 「だから、カラーもテクスチャーも仕上げも爆発的になった。 チームの仲がすごく良くて、 一緒に遊んだりしてた。 間違いなく一緒に成長してたんだよね」

「こういうカラー、素材、シルエットを使って、バスケットボールカルチャーの中で新しいことを試してた」 「そして、最新で最高のレブロン 9の登場です。 夏にぴったりだね。 聞きたいことがあったんだ」

「このシューズの伝統を、新しいカラーやインスピレーションを使いながら次世代に継承していく意味は？」 「レブロンの新しいアイコニックなカラーが生まれると思うし、ロサンゼルスの雰囲気に合ったレブロンシューズになってると思う」

「シューズが誕生したときに、チームがやっていたことを継続している。それでも現代のスポーツやカルチャーに合ったものにしてるんだ」 「これまでの伝統とレブロン 9について考えた時、このシューズはどんな伝統や遺産を残してきたと思う？」

「実はそういう質問に答えるのは苦手なんだ。僕はただのデザイナーだからね。 僕にはわからない。 ただシューズが好きなだけだから。 でも、レブロン 9はNBAファイナルで優勝した時のシューズってことが一番大きいかな」

「爆発的な色使いの面で影響を与えたと思う。あれから登場したシューズや、今みんなが履いているシューズは、みんな当時では考えられないものだし。 当時のシューズは、ブラック、ホワイト、レッド。 あるいはホワイト、ブラック、それにチームカラーぐらいだった」

「このシューズの発売は、考えていた以上に大きな意味があった。 結果的に、ゲームをカラフルにする契機になったと思うよ。 そんな流れに関われたことを光栄に思ってる。 これからも、そういう瞬間を生み出し続けられたら嬉しいな」 「継続あるのみだね」 「そうだね」

「みんなからの質問があるんだ。レブロン 9とMVPと優勝の関係。 あれってシューズのおかげ？」 「冗談やめてよ。 もちろん違うよ」

「でも、まあ、足を引っ張るものにはならなかったと思う。 そういうことにしておくよ」

「アスリートとしては、見た目が良ければ気分もいいし、いいプレーもできる。 そういうものの一部だったんじゃないかな」 「JPこと ジェイソン・ピートリー。 今日はどうもありがとう。 すごく楽しかったよ。 エルネスト・メイズが、レブロン 9のオーラルヒストリーをお送りしました」

【NIKE公式】オーラルヒストリー：レブロン 9