story

マーティン・ローズです。ロンドンを拠点にするメンズウェアデザイナーで、ここ2年は、Nikeとの特別なコラボレーションに取り組んでる。 私はショーニ。シニアデザイナーとしてマーティンと一緒に働いてます。 僕は

ジェラルド・サリバン。Nikeのコラボレーション部門のデザインディレクターで、主にシューズを担当してます。 ショックスをベースに選んだのは イギリスで、サブカルチャーや音楽と密接な関係にあるシューズだから。

それに、定評が高いし、ユースカルチャーとも共鳴してると思うから。 どんなコラボレーションにも、深い意義が必要だけど、今回はスポーツにおける男女間の不平等にスポットを当てたよ。 私が強い衝撃を受けたのは 

国際試合の場に降り立つ女子選手と男子選手の違い。男子選手は、スーツとシューズでばっちり決めてプライベートジェットから華やかに降りてきたりする。でも、それとは対照的に、 

女子チームはスウェットや私服で登場する。だからこの機会に、サッカー界の女性たちにしっかり着目して、まるでフォーマルシューズのような 

シューズを作りたいと思った。 高さを加えるのは少し難しかったけど、何度か試したらうまくいったよ。 そういう工学的な部分を、どうするかを考えるのが楽しいところでもあるんだ。

ショーニが「もっとヒールに高さを出せない？」って言うから、Nikeのエンジニアリングチームに相談したら、「できるかどうかわからないけど、とにかくやってみよう」って言ってもらえたんだ。 見ればショックスだとわかるけど、ちょっと変わってるのが 

素晴らしいところ。 シューズに足を入れるまで、本当の高さが実感できないのもいいと思う。極端に高いわけでもないしね。 課題のひとつに、つま先部分を 

適切な角と形の三角形に仕上げることがあった。 スニーカーをドレスシューズに変えるっていうのは、Nikeでもあまりやったことがなかったから、チームにとっても素晴らしい挑戦の機会になったし、 

最高のプロジェクトになったよ。 幅広いオプションを用意したいと思ったから、クラシックなブラックとホワイトのショックスは当然必要。それから、

サッカーの要素を取り入れたかったから、サッカーとゴールキーパーのグローブに注目した。 お母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃん、誰でもこのシューズを履ける。 楽しいシューズだし

みんなこれを履いて楽しむべき。 楽しんで履いてくれることを願ってる。

【NIKE公式】デザイン誕生まで：ショックス MR4 x マーティン ローズ

Behind the Design