story

この車はすごく人目を引くね。見たら目で追いかけてしまうと思う。ステルス機とは対極にある感じ。そうだね。

やあ！どうも、元気にやってる？そっちは？こっちは調子いいよ。いい感じだね、車っていうのがいい。そうなんだ。内側のレッドが気に入ってる。ここにはハンドルがある。うん、うまくマッチしてる。そうだろ？中に入ってみるかい？うん、もちろん。

これは何のためのスペース？おもちゃとか、車とか、膨大なコレクションを保管しておく自分だけの部屋みたいなものかな。ラッキーなことに、必要としてた以上のスペースが手に入ったんだ。

だから、自分が考えてた台数以上の車を手に入れることができた。もっと部屋が広かったら、もっと車を買ってただろうね。それもいいなって思ってる。じゃあ、もっと広くしないとだね。

あの車はどうやって手に入れたの？5、6年前に、若かったし、これから先に何があるかわからないから、今この瞬間に生きなきゃって思ったんだ。それで、この車をまずは買ってみようと思った。それだけ？そうなんだ。

買う前に乗ってみたことはある？ないね。本当に？ないよ。これはお気に入りの1つ。これ？そう。

たぶん、これが今までで一番パフォーマンスを重視した車だと思う。320馬力なんだ。スケートボードの高速バージョンって感じだね。それよりずっと速いよ。この車について聞かせてよ。

これは67 S。僕の生まれた年だから、僕の年齢がバレちゃうね。この車のインテリアが、君が今履いてるシューズの内側のデザインのヒントになったんだ。片側はブルーのタータンチェックで、もう片側はレッドになってる。これがヒントになってるんだ。

僕は何でもピカピカの新品があまり好きじゃなくてね。心地良い感触のものが好きなんだ。きついとか、動きを制限されるようなのが好きじゃない。自由に動けるのが好きで、この車はそんな自由な動きがテーマになってる。特にこの277の車はそうだね。

これは僕が買った2台目の911で、1971年の911T。だから50歳の車だね。22年前の1999年に、ポモナ・スワップ・ミートで買った。時間をかけて手を入れてきた車だね。

とは言っても、巨額を投じてレースに出ようって感じではないんだ。ボコボコだけど個性があるし、使い込んでできたツヤもある。信じられないかもしれないけど、最初この車はレッド、ホワイト、ブルーのカラーじゃなくて、このゴールドペイントのシェードカラーで工場から出荷されてたんだよ。

「277」はランダムな番号で特に意味はない。ただ「7」が入ってるレース番号が欲しかっただけなんだ。それに、僕は自分の車に名前は付けない。これはシルバーのやつ、あれはブルーのやつ、でもこれは277。へえ。

これはお気に入りなんだ。もし誰かに「1台だけ選べ」と言われたら、何の躊躇もなく277を選ぶよ。それだけの思いがこの車に込められているし、それがこのシューズのインスピレーションになったんだ。

本当だ、すごい。さっき言ってたように、この車って動くんだ。これが実際にやった最初のスケッチ。

シューズで目指したのは、この車の要素を取り入れること。イギリスの国旗も入ってるし、インソールには277って入ってるけど、シューズ自体は大きく変えてない。これが一番最初のサンプルだよ。

最初は入ってなかったから、油性のマーカーペンで277の周りに黒の輪郭線も入れたよ。それと、車と同じように時の経過で変わっていくことも考慮した。擦れると、車の元の色のゴールドが見えてくるようにね。

それと、僕にとっての車の楽しみは、その車に備わってるDNAなんだ。スケートボード以外だと、車と運転することが僕にとっての大きな情熱と言えると思う。

すごく楽しい気分にしてくれるから、本当に気に入ってるよ。出かける準備はできた？うん、もちろん。橋の上で止める場所を見つけるから、そこから運転させてあげるよ。最高だね！

よし行こう、ロックンロール！いいね！どうだい？いい気分だよ。

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