story

「CLOT のクリエイティブディレクター、エディソン・チャンです。CLOTは、シルクを使ったNikeスニーカーや、ジョーダンのテラコッタバージョンでよく知られていますが、今回登場するフラックス ダンクは一味違います。

私は「未来の定番」や「宇宙少年」というコードネームを使っていました。

このシューズを作った目的は、90年代や2000年代に明らかに存在した興奮を取り戻すため。つまり、「どうやって手に入れた？このスニーカーはいったい何？」と思ってほしい。

遠くから見た人が「あのシューズ見て！」って叫ぶ。そんな要素をスニーカーの世界に取り戻したいと思ったんです。

子どもの頃から、レンチキュラーにそんな魅力があると感じていました。見る角度で絵柄が変わるのは魔法のようだと思っていたんです。

デザインを開始して、角度によって見え方が変わるシューズにしたいと思いました。通りの反対側にいても目に留まるようなシューズです。

CLOTでは常に限界に挑戦し、創造性の幅を広げようとしています。Nikeとはたくさんコラボレーションしていますが、シューズにCLOTの伝統を注ぎ込むことが求められてきました。

陰陽、流転、業、調和といった概念をシューズに取り込みたい。

このシューズの製作は、これまでで一番難しかったかもしれません。第一に、サイズが9.5以上のシューズに使うレンチキュラーパネルは、レンチキュラー素材そのもののサイズが合わず、特注しなければなりませんでした。

2つ目のハードルは、角度によって見え方が変わるように作ること。ダンクのファンなら、ここにオーバーレイを配置すると思うでしょう。こことここにも

まず、パネルを1つにしようと考えました。オーバーレイは1つだけ。こうすれば、シューズ全体でレンチキュラーの効果が出せます。

見る角度によって色合いが変化します。今はほぼシルバー。クロームのような色。でも実はブラックとホワイトなんです。この色の組み合わせからクロームのようなシルバーのカラーが生まれるんです。

こうして数年先の未来の雰囲気を出しました。いつもの服装に合わせると、より未来感が出ます。

「Flux That」では、未来の訪れを喜ぶことを喚起するフレーズとしてフラックスという言葉を使っています。

現在と未来の調和、さまざまなカラー、考え方を受け入れ、多様な仲間同士で団結すること。これが、このシューズをあらゆる人々のために作った理由です。

Flux Thatとナイキ ダンクとCLOT。完成です。

【NIKE公式】デザイン誕生まで：CLOT x Nike Flux Dunk

Behind the Design